最近我が俳画教室では、3,4ヶ月に一度の割合で、水彩画も取り入れています。
以前風景スケッチに出かけた時に、生徒さん達に透明水彩絵具を一通り揃えてもらったので、時々はそちらの絵具も使ってみようということで始めたのです。
水彩画なら描いてみたいというような方もあり、その方は水彩画のお勉強の日だけ特別参加されます。
昨日の教室では「水彩でガラスビンを描こう」をテーマにしました。
ガラスの透明感と質感を出す勉強です。
生徒さん達の参考になれば…ということで、あらかじめ私が描いていったものが最初の2枚で、教室で大体の描き方の説明として、生徒さん達の目の前で、デモンストレーションしたものが最後の1枚です。
先に描いていったものは、家で結構丁寧に描いたのに対して、当日描いたものは大ざっぱで、描き順や技法の説明としてちょこっと描いたので、すごく雑なものです。
が、後で見比べてみると、短時間でざっと描いたもののほうが、水彩画らしい味わいがあるような気がします。
って、自分でいうのも変ですが…
結論としては、丁寧に描き上げるよりは、さらっと筆数を減らして描く方が水彩絵の具の透明感は出るのではないかな?ということです。
それに、こちらのほうが、生徒さん達に囲まれて描くという状況から、やや緊張感も漂っていますしネ。
ということで、昨日はざっとビンの描き方をつかんでもらいましたので、次回はそれにリンゴなど、一つか二つのモチーフをプラスして、作品作りに取り掛かってもらおうと考えています。
こうして、水彩画で勉強したことが、俳画を描く上でも何かの形で役に立つのではないかな?と考えています。
私自身も水彩画を勉強してきて、色々と得るものが多いものですから…。
以前風景スケッチに出かけた時に、生徒さん達に透明水彩絵具を一通り揃えてもらったので、時々はそちらの絵具も使ってみようということで始めたのです。
水彩画なら描いてみたいというような方もあり、その方は水彩画のお勉強の日だけ特別参加されます。
昨日の教室では「水彩でガラスビンを描こう」をテーマにしました。
ガラスの透明感と質感を出す勉強です。
生徒さん達の参考になれば…ということで、あらかじめ私が描いていったものが最初の2枚で、教室で大体の描き方の説明として、生徒さん達の目の前で、デモンストレーションしたものが最後の1枚です。
先に描いていったものは、家で結構丁寧に描いたのに対して、当日描いたものは大ざっぱで、描き順や技法の説明としてちょこっと描いたので、すごく雑なものです。
が、後で見比べてみると、短時間でざっと描いたもののほうが、水彩画らしい味わいがあるような気がします。
って、自分でいうのも変ですが…
結論としては、丁寧に描き上げるよりは、さらっと筆数を減らして描く方が水彩絵の具の透明感は出るのではないかな?ということです。
それに、こちらのほうが、生徒さん達に囲まれて描くという状況から、やや緊張感も漂っていますしネ。
ということで、昨日はざっとビンの描き方をつかんでもらいましたので、次回はそれにリンゴなど、一つか二つのモチーフをプラスして、作品作りに取り掛かってもらおうと考えています。
こうして、水彩画で勉強したことが、俳画を描く上でも何かの形で役に立つのではないかな?と考えています。
私自身も水彩画を勉強してきて、色々と得るものが多いものですから…。
私が感じたのと同じことを皆様も感じられたようです。
できるだけ正確にきっちりと描くことが、必ずしも良いことではないということでしょう。
ビンの特徴をとらえながらも、ものさしで計ったように描くのは、絵として味わいのあるものになるというものではないのですね。
これから肝に銘じておきます。
これはラポピーさんの作品にも通じるものだと思います。
あっさりと描かれた中にある味わい深さ
papaさんにそんなふうに言ってもらえると、勇気100倍!という感じです。
さらっと気負わずに描くことの良さが今回わかりました。
これからの水彩画の勉強に生かしていきたいと思います。
でも、迷えるおじさんのように絵画における「質感」の意味がわからない方もおられるんだということがわかり、いい勉強になりました。
私の生徒さん達にも無意識に「質感」という言葉を使ってましたが、ちょっと説明を加えるべきだったと今反省しています。
デモでここまで描くとは大したものです。
2番目はビ-ル瓶でしたか.
留め金具が付いているビ-ル瓶が海外品では有るのですね.(どいつ製かな?)
「質感」について,大変良く判りました.
「立体感」でもなく,「重量感」でもなく,「材質感・素材感」だったんですね.
小生,40年のサラリ-マン生活では,トヨタGの部品会社で長年,材料技術者として
ゴム,プラスチック,ウレタン等,高分子材料の開発・設計業務に携わっていました.
従い,自動車の材質・素材については専門でしたのに,
絵画における材質・素材については,全く無知でした.
[結論]
「絵画における質量感とは,紙上に材質感・素材感をいかに描写できるかという事」
大変,勉強になりました.生涯忘れる事は無いでしょう.
まず2番目のビンはたしかビールが入っていたはずです。
そうですね、水彩絵の具はあまり重ね塗りをしすぎると色が濁ってきたなくなります。
したがって、最小限にとどめるのが良いような気がします。
とりわけガラスのようなものはさらっと塗るのがベストでしょうね。
以後心がけたいと思っています。
それから「単に物を忠実に描くだけなら写真で良い」という迷えるおじさんのご意見に全く同感です。
絵画では、ある程度は忠実に描くとしても、そこから自分なりの個性や芸術性を表現していかなければならないということではないでしょうか。
最後に、「質感」についてですが…
私が考えている質感とは、つまりはそのものの持っている材質ということで、その素材感をどれだけ平面の紙の上に表わせるか…という問題です。
もちろん立体感もその一部ではありますが…
わかって頂けましたでしょうか?
kennsukeさんのおっしゃっているバックとは何のことでしょうか?
練習される参考になればと思い、一応3枚アップしておきました。
「ビン3種」素敵です.
ビ-ル瓶とワイン瓶.
(2番目のビンはワインの瓶ですか?)
violetさんの仰って見える3番目が「水彩画らしい味わいが有るような気がする」は
判るような気がします.
要するに「単に物を忠実に描くだけなら写真で良い」ということでは?
「透明感」と「質感」.
透明水彩の持つ特徴と相反する感性の要求でしようが水彩画の永遠の課題ですよね.
小生の先生も透明感を重視し,同色の重ね塗りは嫌います.
(影の部分の下塗りの後の上塗りは別ですが)
最適な色彩の混色を作った後は,さらっと1回塗りです.
(ぎりぎりの所で筆を運んでいく)
これが素人にとっては難しいのであります.
どうしても修正したくなるものですから.
violetさんの言われる「質感」とは何でしょうか.
立体感ではないですよね.
透明水彩ではあるが,その中にも重厚感という事でしょうか.
あの描き方を機会があれば教えて下さい。あのように描ければ私の拙い絵も引き立ちと思いますますので。
最近、そちらは鳥シリーズで頑張っておられますね。
私も一度トライしようと思いながら、なかなか一歩踏み出せないでいます。
やはり鳥はむずかしい~!
ところで、これら3枚の絵ですが、バックは白いままで塗っておりません。
せっかくお褒め頂いたのに、申し訳ありません。
写真に撮ると、どうしてもこんな感じの色になってしまうのですよ。
いつもありがとうございます。
へんなことを言いますが、勿論ビンもいいんですが、バックをきれいに描いてるんですね(感心しています)。
一枚目が特にきれいです。