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【滋賀・近江の先人第280回】医師で井伊直弼の友人・三浦北庵(尚之)(米原市)

 三浦北庵(太冲、尚之)、1803(享和3年)ー1874年(明治7年)、米原市市場出身。彦根藩主の侍医。元々は伊吹山麓近江国坂田郡市場村の医師。

 1841年(天保12年)、伊吹山麓の自邸に長野義言(主膳)の訪問を受けてこれを逗留させ、義言より国学を学んでその門人となる。

 その後、近江彦根藩(井伊家)に仕え、書や茶の道に通じていたことから、義言を井伊直弼の詩の師匠として紹介した。藩主井伊直弼もしばしば北庵邸を訪問したという。 
 和歌を好み直弼に寵愛される。直弼が北庵家を訪れ歌を詠じたという。
1963年のNHK大河ドラマ「花の生涯」にも三浦北庵(配役は下条正巳)は登場した実在の人物である。

 歴史の表舞台には現れないが幕末動乱期に生き証人の一人だったであろう。幕末以降の三浦北庵の動向については分からない。
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