社史から「社史に人あり」と題する「伊藤忠商事」の歩みと創業者伊藤忠兵衛について毎日新聞で連載している。読み応えのある内容でこれまで知らなかった内容、事柄が多数あり、大変有意義である。
今なお、燦然と輝く近江商人企業の「伊藤忠商事」を知る毎日新聞連載の読み応えのある記事を分けて紹介している。今回はその10回分である。
近江商人の妻は、国元を預かる役目を担っていた。忠兵衛の妻八重の「内助の功」は光っている。
初代忠兵衛のの妻八重は豊郷にある伊藤本家の運営を一手に引き受けた。初代忠兵衛のパートナーとして、江州(近江の国)地域での近江麻布(まふ)の仕入れを一人で取り仕切った。
新入店員の教育も八重の重要な仕事のひとつだった。当時、伊藤家の店に見習い店員として採用されると、まず豊郷の本家に送り込まれ、八重から行儀作法や読み書きそろばんなど店員として必要な教育を施された。
新入店員の教育も八重の重要な仕事のひとつだった。当時、伊藤家の店に見習い店員として採用されると、まず豊郷の本家に送り込まれ、八重から行儀作法や読み書きそろばんなど店員として必要な教育を施された。