江戸時代に旅の土産物として流行した「大津絵」を、観光グッズとして復活させようという取り組みが、大津市で始まっている。
「大津絵」は、東海道の宿場町だった大津市に江戸時代から伝わる絵画で、鬼や仏、美人画など120種類ほどの絵柄があり、旅の土産物として人気を集めた。
ピカソも所有していたという大津絵は、ことしフランスのパリで大規模な展覧会が開かれるなど、海外でも関心が高まっていて、市は土産物としての大津絵を現代に復活させようと、新たなグッズを作成したと言う。
作られたのは、有名な絵柄「鬼の念仏」や「藤娘」などをあしらったTシャツやトートバッグなどで、市内の観光案内所のほか、百貨店やホテルでも販売されている。
また、絵柄は大津市に申請すれば無料で使用できるという。