「魚が目の前でガバッと出てきて、毛針に食いつく。新鮮でおもしろかった。さらに、渓流は涼しくて、本当に気持ちがいい」渓流釣りの魅力についてこう話すのは「フィッシュクラフト工房」を運営する「福永和明」さん(66)=滋賀県東近江市。
渓流釣りを題材にした木彫魚のウッドクラフトと色えんぴつ画の展示会を定期的に開いている。
↑写真:産経新聞より
滋賀県立八幡工業高校機械科を卒業し、印刷会社でデザインを担当した。これが後に生きてくる。
30代半ばまでは夏山登山を楽しんでいたが、「結婚や子育てなど仲間のライフスタイルの変化などで遠ざかった」。45歳になって地元の友人に渓流釣りに誘われ、フライフィッシング(毛針釣り)を初体験。以来、引き込まれた。
↑写真:産経新聞より
フライフィッシングでは魚を釣り上げた後、川に戻すことが多く、魚拓や剥製(はくせい)にはできない。「といって、写真だけでは物足りなさを感じた。立体で表現できないか」。思いついたのがウッドクラフトだった。
シナノキを削り、アクリル絵の具で色付けし、ニスで仕上げる。独学だったが、デザイン経験が生きた。作品は評価され、アウトドアスポーツ用品の総合メーカー、モンベルが主催する個展も開いた。
↑写真:フィッシュクラフト工房HPより
新たに始めた色えんぴつ画
4年前に肩を痛めたことで、ナイフがうまく使えなくなり、しばらくは、もんもんとしていた。
2年前に友人に絵を贈ろうと、子供が小学生のときに使っていた色えんぴつで描いた。これがまた、いい味を出し、昨年10月には能登川博物館(東近江市山路町)で、色えんぴつ画展を開催した。
「色えんぴつ画も独学だが、思っているように描けるようになってきた。これからも展示会を開き、多くの人に見てもらえればありがたい」と少しだけ声を弾ませた。
フィッシュクラフト工房
4年前に肩を痛めたことで、ナイフがうまく使えなくなり、しばらくは、もんもんとしていた。
2年前に友人に絵を贈ろうと、子供が小学生のときに使っていた色えんぴつで描いた。これがまた、いい味を出し、昨年10月には能登川博物館(東近江市山路町)で、色えんぴつ画展を開催した。
「色えんぴつ画も独学だが、思っているように描けるようになってきた。これからも展示会を開き、多くの人に見てもらえればありがたい」と少しだけ声を弾ませた。
フィッシュクラフト工房
「釣人の想いがアートで蘇る!」がキャッチフレーズ
滋賀県東近江市新宮町451