大晦日の12月31日(火)、第103回全国高校サッカー選手権大会の2回戦、3大会ぶり13回目の出場となった滋賀代表の「草津東」は、初出場の神奈川代表「東海大相模」に「2対1」で敗れ、初戦突破ならなかった。
「草津東」は前半17分。4番・寺田大翔がセットプレーからの先制点。しかし、前半37分には「東海大相模」が同点ゴール。ゲームは互角で一進一退だったが後半のアディショナルタイム、試合終了間際に「東海大相模」に得点を許してしまい、「2対1」で「草津東」は初戦突破ならなかった。
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【草津東の全国高校サッカー選手権大会戦績】
1992年 2回戦進出 1997年 3回戦進出
1998年 2回戦進出 1999年 準々決勝進出 2000年 決勝進出(準優勝、長崎・国見に3対0で敗れる) 2001年 2回戦進出 2004年 2回戦進出 2014年 2回戦進出 2017年 2回戦進出 2018年 2回戦進出 2019年 2回戦進出 2021年 1回戦進出 2024年 2回戦から出場
以上の成績をみれば分かるように「草津東」は全国大会13回出場の公立校のサッカー名門である。
草津東のHP https://kusatsuhigashi-fc.com/history/
【滋賀県の高校サッカーの歴史】
「水口高校」は昭和から平成にかけて滋賀県内の高校サッカーをリードした。滋賀出身の著名なサッカー選手である「井原正巳」氏の出身校である「守山高校」は昭和59年(1984年)の第61回全国高校サッカー選手権大会ではベスト4に進出した。
「守山北高校」は平成の滋賀県内高校サッカーを「草津東高校」とともにリードした強豪校で、平成6年(1994年)の第73回大会では全国ベスト4に進出している。
「野洲高校」は県立高校で、平成27年(2015年)の第84回(2015年度)の全国高校サッカー選手権大会で滋賀県初の全国優勝を果たした。この大会は後にプロサッカーで活躍する「乾 貴士」を輩出した。
「近江高校」は、平成28年(2016年)の強化校として開始後、早くも全国の舞台に3回立ち昨年の令和5年(2023年)第102回全国高校サッカー選手権大会で準優勝になっている。
これらの滋賀県高校サッカーの歴史をみれば滋賀はサッカー強豪県の1つと言っても過言ではないだろう。ただ、困難なことだと分かりながらも、特に公立高校は有能な選手層を厚くするのはそう容易くはないだろう。しかし、全国大会でコンスタントに上位を占めるには強くなくてはならない。滋賀の高校サッカーチームの活躍するのを楽しみにしている。