”スローライフ滋賀” 

春夏23回甲子園出場 「近江高校」の名将・多賀監督退任へ(彦根市)

 滋賀県の「近江高校野球部」(彦根市)を率いて春夏あわせて「23回甲子園」に出場し、「2回の準優勝」を果たした「多賀章仁 監督」(65)が来年(令和7年)春で監督を退任することが関係者への取材でわかった。

 「近江高校」の「多賀監督」は滋賀県彦根市出身の65歳。
現在の龍谷大平安高校から龍谷大学を経て近江高校の教諭になり、1989年に野球部の監督に就任した。
 監督として情熱的な指導でチームを率いて甲子園には春夏あわせて23回出場し、春と夏にそれぞれ1回の準優勝を果たしたほか、多くの選手をプロ野球界に送り込んだ


 特に2021年の夏からは、現在、プロ野球・西武でプレーする山田陽翔投手らの活躍で、翌年の春、夏まで3大会連続でベストフォー以上に進んだ。                              コロナ禍による中止を挟んで6大会連続の夏の甲子園出場を目指した今年の夏は滋賀県大会の準決勝で敗退し、秋の滋賀県大会でも準決勝で敗れて来年春のセンバツ出場を逃してしまった。

 近江高校一筋、35年を超える監督生活を終えることを受けて、高校は、来年1月以降に会見の場を設ける予定だと言う。

【ブログ筆者コメント】                                     多賀監督の去就についてはある程度予期できた。65歳教員の定年、そして今年の「近江」は夏と秋の滋賀県大会で連続して敗れ、それもコールド負けを期すなど不振が続いていた。

35年もの長期間、「近江高校」野球部を育て上げ、弱小野球県だった滋賀の高校野球レベルを全国レベルに引き上げた功績は大なるものがある。正に「近江高校野球部」のゴッドファーザーだった。近年では「近江」は全国優勝一歩手前まで来ていただけに滋賀県内で連敗したのはショックだったであろう。

 しかし、今回の監督引退声明は適切な判断だったと思われる。今後は後任の監督選びが大切で多賀イズムを継承しながらも新進気鋭の(若手)監督が就任するのを期待したい。

 このところ滋賀県の高校野球界では「滋賀学園」(東近江市)が台頭してきており、「近江」と切磋琢磨して滋賀県の高校野球の更なるレベルアップを期待したい。その延長上で、近い将来、長年の夢である滋賀県初の全国優勝を果たして欲しいものである。これからも頑張れ「近江」。そして、多賀監督、お疲れ様でした。監督の努力と貢献に感謝して。。。。。

<記事・写真: NHK大津より>

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