滋賀県東近江市にある「太郎坊山」では、山肌や中腹にある神社の境内で紅葉が見ごろを迎えている。
東近江市にある標高357.2mの「赤神山は太郎坊山」とも呼ばれ、秋になると山全体が紅葉し赤やオレンジに染まる。
中腹にある「太郎坊宮」は、山そのものをご神体とする神社で、「勝利と幸福を授ける神様」として古来から信仰されてきた。
ふもとから本殿まで続く階段は742段あり、境内には、80年ほど前に地元の人によって植えられたもみじが、見頃を迎えている。
神社を訪れた人は長い石段の途中で立ち止まり、真っ赤に色づいたもみじを見上げて息を整えながら本殿を目指していた。
太郎坊宮の松井佑一 権禰宜は「長い階段が続く神社ですが、神様にお会いするための一つの試練だと考えていただき、目線を上げればきれいな紅葉もご覧いただけるので、秋の神社を楽しんでいただきたい」と話していた。
太郎坊山の紅葉は、今月(12月)中旬まで見頃が続くという。
<NHK大津より>