NHK連続ドラマ小説「エール」の主人公のモデルとなった作曲家古関裕而が1954年(昭和29年)に作った、滋賀県の公式歌「滋賀県民の歌」の直筆の楽譜が、このほど県庁内で見つかった。
発見した滋賀県広報課では「残っているはずないと思っていたので、びっくりした」と驚いている。見つかった楽譜は、6月26日~7月9日まで、滋賀県庁1階の県民サロンに展示する。
県によると、県民の歌は、県民から公募した原作を基に、美空ひばりらに詞を書いていた西條八十が補作。その後、古関に作曲を依頼した。
県が最近、古関裕而記念館(福島市)に、県民の歌の楽譜のコピーを持っていないか尋ねたところ、記念館から「古関は作曲した楽譜を依頼主に渡すはず」と言われて、県庁内を捜索。広報課内から、オリジナルの楽譜と混声四部合唱用の楽譜などが見つかった。
楽譜の右下に「Yuuji Koseki」のサインが浮き出る、専用の五線紙が使われていた。
<中日新聞より>
尚、滋賀県民の歌については4月7日のこのブログでも紹介している。