”スローライフ滋賀” 

滋賀県初の高校女子硬式野球部 歴史に残る一歩目に挑む(滋賀短期大学附属高校)

 4月に滋賀県内初の高校女子硬式野球部の一つとして誕生した大津市朝日が丘の「滋賀短期大学附属高等学校女子硬式野球部」が今月20日から兵庫県で開催される第28回全国高等学校女子硬式野球選手権大会(全国高等学校女子硬式野球連盟・丹波市主催)に出場する。このほど、同部の部員らが同市京町4の滋賀県公館で大杉住子副知事を表敬訪問し、試合への意気込みを語った。

 滋賀県内高校では、これまで女子の硬式野球部がなかった。                    滋賀短期大学附属高校では小中学校までスポーツ少年団やクラブチームなどで硬式野球に取り組んでいた女子選手らの受け皿を創ろうと小林昌彦校長らが昨年度から積極的に動き、今年4月、大津市仰木の里1の滋賀県立北大津高校とともに滋賀県内初の高校女子硬式野球部を発足させた。現在、滋賀県内で中学校まで野球に親しんできた選手をはじめ、全13人の1年生選手が日々の練習に汗を流している。

 今回の表敬訪問には部員全員が参加、選手一人ずつが名前と出身中学、野球歴、自分の強みを大杉副知事に紹介し、続いて部員らとともに訪問した佐藤彰哉監督が「4月の創部時、1年目の今年は公式戦1勝を目標にたてた。厳しい戦いになると思うが、目標達成を目指して全力を尽くしてくる」と意気込みを語った。

 大杉副知事は「今年、滋賀県内高校で初めて誕生した女子硬式野球部のうちの一校がさっそく全国で活躍してくれることをうれしく思う。皆さんが踏み出す一歩は歴史に残る大きな一歩だ」と述べ「皆さんの頑張りが硬式野球をやりたい女性にとっても励みになり、自分の持ち味を分かって頑張っていく姿は滋賀県民の誇りになる。県民全員で応援していく」と激励した。

 滋賀短期大学附属高等学校女子硬式野球部を代表してあいさつした川上愛未主将は「全国大会では自分たちらしくプレーしていく」と述べた。また、表敬訪問後のマスコミの取材に対し「全国大会への緊張はあるが、チームのモットーである『みんなから応援されるチーム』を大事に、感謝の気持ちを忘れずに全力でプレーしてきます」と語った。

 第28回全国高等学校女子硬式野球選手権同大会には全国から62チームが出場する。日程は7月20日~28日に準決勝まで兵庫県丹波市市島町の「つかさグループいちじま球場」と同市春日町の「ブルーベリースタジアム丹波」の丹波会場2会場と兵庫県淡路市生穂新島の「兵庫県立淡路佐野運動公園第1野球場」と淡路市佐野新島の「同公園第2野球場」の淡路会場2会場の計4会場で実施され、決勝戦は8月3日、兵庫県西宮市甲子園町の「阪神甲子園球場」で開催される予定。

 同校野球部は大会初日第4試合に出場。初戦は今年3月から4月にかけて開催された第25回記念全国高等学校女子硬式野球選抜大会で準優勝となった静岡県の強豪校・東海大学附属静岡翔洋高等学校と丹波会場で対戦する。

<記事・写真: 滋賀報知新聞より>

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