夏の全国高校野球滋賀大会が7月6日(土)に開幕した。
特に注目されるのが、大会6連覇を目指す「近江高校」。
しかし、この春に出場したセンバツ高校野球では、得点力不足に苦しみ初戦敗退。
「近江高校」は、5月の春の滋賀県大会決勝でも1対0で完封負けを喫するなど、安定した投手力とは対照的に得点力不足が浮き彫りになった。
このためチームは、夏に向けてバッティングを強化。
フリーバッティングでは、これまで1人が2分だったバッターボックスでの持ち時間を1分延長して3分にした。
更に、得点力アップにつながる存在として期待されているのが、ことし4月に入学したばかりの1年生スラッガーで、栗東市出身の箕浦太士選手。
身長182センチで、体重は90キロ。
全国の強豪校から誘いを受けたが、おととし甲子園で活躍し、現在、プロ野球・西武でプレーする山田陽翔投手に憧れて近江高校に進んだ。
上級生にも負けない打球の飛距離と、力みのないスイングが魅力。
多賀章仁監督は、箕浦選手を入学直後の県大会から4番で起用していて、こうした1年生の存在が上級生にもいい刺激をもたらすと期待しいる。
滋賀大会6連覇と、春に果たせなかった甲子園での勝利を目指す近江高校。
滋賀大会の初戦では、春夏あわせて甲子園に6回出場している「彦根東高校」と対戦する。
<記事・写真: NHK大津より>