8月28日(土)、第103回全国高校野球選手権大会第の準決勝戦で滋賀県の「近江高校」は準優勝した2001年以来の「2強」を掛けて、同じ近畿勢である甲子園常連の「智辯和歌山」と対戦し、「5ー1」で惜しくも敗れた。20年ぶりの決勝進出はならなかった。
滋賀県勢初の甲子園優勝を目指した近江の挑戦は、準決勝(ベスト4)で幕を閉じた。
↑写真:京都新聞より
今大会初戦、降雨ノーゲーム翌日の再試合、強豪相手の逆転勝ちにサヨナラ勝ちと、印象深い5試合を戦った近江ナイン。鮮やかな近江ブルーのユニホームを泥で汚し、野球を心底楽しんだ笑顔と悔し涙を残して聖地を後にした。
準決勝まで進んだブルーのユニフォームの「近江高校」は全国の野球ファンの目に焼き付いたに違いない。また、今大会の経験はこの秋の大会に活かされ、来春のセンバツ出場につなげて欲しいものである。
今大会躍動し、よく頑張った近江! 胸を張って滋賀に帰って来て欲しい。お疲れ様でした。
試合模様
初回、智辯和歌山は近江の山田の立ち上がりを攻め2点を先行したが、近江は3回に投手山田のヒットで1点を取り「2-1」とした。山田は粘投し智辯和歌山の加点を4回まで許さず、ほぼ互角の試合運び。
5回、智辯和歌山は再び攻め、満塁としたが加点させなかった。依然スコアは「2-1」のまま。しかし、6回ツーアウトから均衡が破れ2点追加され「4ー1」となった。
それでも山田は7回途中まで近江のマウンドを守ったが副島に継投した。
智辯和歌山は8回、バント攻撃で塁をうめ近江のエラーを誘い更に1点追加「5-1」に。
近江は結果的に智辯和歌山のエース中西に抑えられ、3回の1点だけで追加点を取れず「5-1」で今大会を終えた。