東アジアユース大会が8月20日から23日までモンゴル・ウランバートルで開催され、日本代表として陸上男子1500mに出場した滋賀学園高校陸上競技部、落合晃さん(2年生)が優勝した。
↑写真:滋賀報知新聞より(落合選手)
同大会は2013年まで行われていた東アジア競技大会を東アジアユース大会に改称し、ユース世代(14~18歳)を対象にした総合競技大会として今回、初めて開催された。
モンゴルは標高1500mの高地で酸素濃度が低いうえ、気温は酷暑の日本と比べて一変して一桁の真冬並みの寒さと、初めての海外挑戦の落合さんにとって体調だけでなくメンタル面の管理も求められた。
積極的なレース展開で栄冠に輝く インターハイ新記録に続いて
レース当日の8月22日は、強風が吹きつける悪天候だったが、スタートからトップに飛び出し、ゴールまで逃げ切る積極的な展開を見せた。
「初めての国際大会だったので、後悔のないようやり切りたかった」と落合さん。日本陸連の担当者からも「勝ち切れたのは素晴らしい」と高い評価を受けた。
落合さんは8月上旬の全国高校体育総合大会(インターハイ)の800mに出場し、高校歴代3位で、大会新記録となる1分47秒92を出して優勝。その2週間後のアジアユース大会出場に向けて、疲労を回復させながら照準をあわせた。
落合さんは、「初めての国際大会で優勝できたのはよい経験となった。現状に満足せず、更にアジア、世界でも走りたい」と、新たな目標へ前を向いた。
滋賀学園高校陸上競技部の大河亨監督は、「今年になって高校記録を次々と更新してきた。精神面でも成長し、それがよいレースにつながった」と称えた。
<滋賀報知新聞より>
筆者コメント: 今年の高校駅伝の季節が近づいて来た。滋賀学園高校男子は高校駅伝に連続して滋賀県代表になっているが今年もこのメンバーの中に「落合晃」の名前が見られに違いない。まだ2年生であり将来が楽しみである。