桜の名所として知られる「延命山」を復活させようと、延命公園の保全活動などをしている延命山桜プロジェクト実行委員会が3月9日、公園内にサクラの苗木を植樹した。
同実行員会は「延命公園に満開の桜を」をスローガンに、地元の有志らで結成される。延命山の公園内の雑木を伐採するなど公園の維持管理に務めるとともに、2022年3月から毎年、寄付などを資金にサクラの苗木の植樹に取り組んできた。3回目の植樹となった今年は地域の園児らを含めた約30人が参加した。
↑写真:滋賀報知新聞より
雪が舞うなか、参加者は雨具や長靴を装備して延命山の頂上付近まで登り、あらかじめ土を掘っておいた個所に合計10本のサクラの苗木を植え、支柱でしっかり固定した。公園の遊歩道を囲うように植樹された苗木はこの2年間で計50本にも及ぶ。
来年以降は東近江市が改修計画を予定しており、植樹の取り組みは今回で一旦節目となる。
委員会代表の奥出二郎さんは「公園のイメージを暗くしていた雑木も伐採し、気持ちの良い公園になった。1年目に植えた苗木はこの春に開花しそう。市民の方達たちには気軽に立ち寄ってもらい、かつての憩いの場のようになれば」と思いを話した。
<滋賀報知新聞より>