”スローライフ滋賀” 

滋賀県内のフードバンク

現在、滋賀県内には生活困窮者らへの食品提供と食品ロスの削減に取り組む3つのフードバンクが存在し活動している。

↑写真:中日新聞より(「フードバンクひこね」の活動)

フードバンク滋賀
 草津市東草津1丁目2−35 草津地域福祉事業所 みんなの家 (草津市)
 https://compass.shiga-saku.net/
フードバンクびわ湖
 甲賀市水口町 北脇557
 https://peraichi.com/landing_pages/view/foodbankbiwako/
フードバンクひこね
 彦根市安食中町380 学校給食センタ
 http://www.hikone-shakyo.or.jp/ginkou/index1.php

フードバンク(food bank)とは、
食品関連企業において、包装の印字ミス等により販売が困難になった食品、農家における規格外の農産物、家庭で余った食品などの寄付を受け、食糧支援を必要とする家庭や福祉施設などに無償で提供する社会福祉活動およびその活動を行う団体のことをいう。
このフードバンク活動は、社会福祉活動としてだけでなく、食品ロス削減にもつながる有意義な取組である。

フードバンク活動がもたらす効果

食品が余った企業や個人(農家・家庭)が、品質に問題はないものの必要のなくなった食品をフードバンクに提供することで、次のような効果が期待される。
食糧提供が必要な家庭や福祉施設等
 ・無料で食糧提供を受けることができる。
 ・食費を減らすことができ、お金を食事以外の経費に回せるようになる。
食品を提供する企業等
 ・食糧提供によって廃棄する量が減り、廃棄物処理に伴う経費を抑制できる。
 ・環境負荷(CO2)の低減に貢献できる。
 ・社会福祉の向上に貢献できる。
 ・上記の社会貢献を企業イメージの向上につなげることができる。
ごみ処理を担う市町等
 ・ごみの収集運搬や処理に伴う経費を抑制できる。
 ・最終処分量(焼却灰)が減り、最終処分場を延命化(長く使うこと)できる。
社会全体
 ・食品ロス削減により、貴重な食料資源を有効に活用することができる。
 ・支援が必要な人々に食糧提供ができ、社会福祉の向上につながる。
 ・廃棄物が減ることで焼却処理や収集運搬に伴う環境負荷(CO2)が減るとともに、原油等の天然資源の使用量が抑制される。
 ・食べ物を大事にする意識や環境保全の意識が養われる。
フードバンクを介さず直接提供する場合でも同様の効果があるが、フードバンクを活用することで、より幅広い対象の方々へ提供することが可能となるとともに、受益者のニーズに応じた形で食糧提供をすることができる。

フードバンクの現状
フードバンクの取組は、海外(アメリカ合衆国等)では普及が進み、近年、我が国でも注目されつつある。
我が国のフードバンク団体数は120団体(令和2年3月31日時点)であり、平成30年(2018年)の食品取扱量は2,850トン※だった。これは、我が国の食品ロス量612万トン(平成29年度推計)の0.1%にも満たない量に止まっている。
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