8月9日(金)から、女子硬式野球クラブチームの日本一を決める全国大会「全日本女子硬式クラブ野球選手権大会」(全日本女子野球連盟主催)で初の全国制覇を狙う「東近江バイオレッツ」は成田市営大谷津球場での初日の第1試合に出場し、「東海NEXUS」(愛知)と対戦し「4対0」で惜敗した。
第19回大会の今年は全国のクラブチーム38チーム(初出場6チーム)が出場予定。同大会は、上位4チームが10月開催予定の全日本大会の出場権が得られ、女子野球大会の中で最も重要な大会の一つ。 日本一を目指す「東近江バイオレッツ」は現在創部7年目。これまでに関西大会2連覇や全日本選手権3位など輝かしい成績を残す一方、クラブ選手権では、初出場の2020年は2回戦敗退、21年ベスト8、22年、23年と2回戦敗退と成績が振るわないでいた。
この日の「東近江バイオレッツ」と「東海NEXUS」(愛知)の試合は6回まで「0対0」の投手戦となったが7回裏、バイオレッツはノーアウト満塁にしたにもかかわらず攻めきれず得点できなかったのに対し、逆に8回表、東海NEXUSは同じで満塁攻め立て3塁打等で4点を取り俄然優勢となった。8回裏にもバイオレッツは塁に出したが点は通れず「4対0」で敗れた。
この試合は6回まで互角の試合だったが7-8回の攻防でまずい攻めの東近江バイオレッツが自滅した惜し試合だった。
「東近江バイオレッツ」は残念ながら今回も早々に1回戦で敗れ選手権優勝の夢はまた潰えた。ここぞ一番で勝てない、守り切れない弱点は克服できていない。 読売ジャイアンツ、西武ライオン巣、阪神タイガースのプロ野球チームの女子野球チームが加勢し、近年強豪チームが増加してきている。今後はこれまでのように簡単に勝てないだろう。バイオレッツは創部7年になるが覇者になるには更なる力量アップを図る必要がある。このままでは全日本選手権優勝は幻となる。
頑張れ東近江バイオレッツ!