聖徳太子の創建と伝わる近江八幡市長光寺町の「長光寺」で11月26日、「人形護摩供養」が営まれた。
長光寺
近江八幡市長光寺町694
↑写真:中日新聞より
思い出が詰まったひな人形や五月人形、ぬいぐるみなどの処分に困った人たちから持ち込みや相談が増え、毎年この時期に催している。今年は近江八幡市内や近隣市町のほか、三重、岐阜、京都、大阪などから郵送を含め8千体を超える人形やぬいぐるみなどが寄せられた。
山門近くの護摩壇の前で金子弘信住職らが読経。護摩木を焚(た)き、家内安全や商売繁盛、良縁成就、無病息災などを祈った。
祈とうして魂を抜いた人形やぬいぐるみのほか、写真や賞状など思い出の品々を感謝の気持ちを込めて焚き上げると、白い煙や炎が天高く舞った。住職らによる加持祈とうもあり、参拝者の列ができた。
大師堂では両界曼荼羅(まんだら)などを展示。庫裡(くり)ではこの日限定の御朱印を提供した。参道の両脇にはキッチンカーや模擬店が計28店並び、にぎやかだった。金子住職は「多くの参拝があり、天候にも恵まれて良かった」と話した。
<中日新聞より>