この4月に公有民営化する近江鉄道の通勤利用の拡大を目指し、「近江鉄道沿線地域公共交通再生協議会」(法定協議会)は2月2日(金)、東近江市役所で沿線企業の意見交換会を開いた。13社の総務や広報担当、沿線市町の交通や人事担当者ら約30人が出席した。
↑写真:中日新聞より
近江鉄道に関する取り組みとして、甲良町の自動車部品製造業「古河AS」は2023年5月、近くの尼子駅のネーミングライツを取得して副駅名を「古河AS本社前」としたことを紹介。
甲賀市の建設機械製造業「日立建機ティエラ」は近隣の駅まで数kmあるものの、送迎バスを用意することで通勤利用を促す案を検討しているという。
事例の紹介を受け、参加者らはグループごとに感想を共有。「駅から離れた事業所や工場では不便。2次交通の確保ができれば」「共同でのバス運行はあり」など、利用促進に向けた意見が交わされた。
<中日新聞より>
筆者コメント:
近江鉄道利用促進に関して筆者も最寄りの近江鉄道の駅から「バスの運行」は良い案の1つだと思う。近江鉄道利用促進に関し、従業員〇名以上の企業には「協力義務」を課すことにする。その代わりその企業には何らかのメリットも用意する。Win-Winの方程式である。
思い付きのアイデアとして考えてみた。
1.市外から通勤する「公務員から率先」して近江鉄道利用し、見本を示す。(例:彦根市から東近江市に通勤する人など)
2.協力企業に「税制の優遇」や補助を講じる
3.協力企業の近江鉄道利用者の定期券特別割引
4.近江鉄道利用ポイントを創設し付与(例:最寄駅から徒歩の人には高いポイント)
5.市民県民に鉄道利用促進の協力啓蒙運動の推進
課題
1.朝夕の通勤時間帯に多人数の従業員を運ぶバスの配車
2.最寄り駅にバス発着場所が確保できるのか
3.企業から最寄りの駅の距離もさることながら、通勤者の自宅から乗降する駅まど交通手段はあるのか(例:自宅から乗降する近江鉄道駅まで遠い、本数が少ない。自宅から徒歩可能距離者には徒歩か自転車を勧める(ポイント付与)
*デメリット問題も理解解決がないと便利な「DOOR TO DOOR」の車利用の呪縛から離れられない。