東近江市の中心市街地活性化基本計画の一つとして進められている「八日市駅前市有地活用事業」が着々と進み、来年度を目処に駅前整備が始まりそうだ。
東近江市は、「まちのにぎわい創出」や「観光客の利便性向上}などを目的に、近江鉄道八日市駅前市有地を有効活用する同事業を進めている。
東近江市は、「まちのにぎわい創出」や「観光客の利便性向上}などを目的に、近江鉄道八日市駅前市有地を有効活用する同事業を進めている。
八日市駅に隣接する市有地約800㎡を、ノウハウを持った民間業者の提案のもと整備していくというもので、その拠点施設の整備や運営にかかる事業者を公募型プロポーザル方式で募集したところ、2020年8月、パートナー事業者として東レ建設株式会社(本社・大阪市)に決まった。
↑写真:滋賀報知新聞より(左:ルートインホテル、中央:新ビル、右:近江鉄道八日市駅)
当初提案・計画は、建築面積483㎡(延床面積4675㎡)の14階建てのビルに、以下を予定されている。
・1階に観光案内拠点となる機能を持った施設
・2、3階はオフィス機能
・4階以上は全44戸(2~4LDK)の分譲マンション
近江鉄道八日市駅周辺の開発に関してはこれまで、駅前ホテルの誘致に始まり、官民連携となった商店街の活性や古民家の再生、飲食店などを掲載した市街地のマップ作成、補助金を活用した延命新地地区の環境整備や道路の美装化などが開発され、まちの文化景観を守るとともに新たな人の流れも育んできた。
また、2020年10月には、新型コロナの影響で実用された国の道路占用許可基準の緩和を利用し、駅から市役所までのグリーンロードの歩道を活用したオープンカフェを、将来的な空間活用に向け実験的に実施。
更に、2019年には八日市駅舎内に近江鉄道の歴史や資料、体験コーナーを展示した「近江鉄道ミュージアム」がオープンしたほか、かつて近江鉄道を走っていた「国内最古級の電気機関車ED314の保存活動」など、近江鉄道を活用した事業も相まって来客層の幅も広がりつつある。
今回のビル建設は、そんな近江鉄道八日市駅周辺市街地の中心核となり、官民一体となった今後のにぎわい創出に期待がかかる。ビルの竣工・運営は2023年3月を予定している。
ブログ筆者の私見だが将来の東近江市の顔は、次の2枚看板となるのではないかと思う。。。。。
・東近江市役所本庁があり近江盆地の中心地「近江鉄道八日市駅」周辺
・JRの新快速が停車し、びわ湖に面する東近江市唯一の「JR能登川駅」周辺
<滋賀報知新聞より>