3月15日(日)、寒い夕方であったが「泰山閣」を訪れた。「泰山閣」は「松居泰次良」の旧本宅である。
東近江市出身の近江商人でメリヤスで成功し、故郷に学校を寄付、神社、寺院の修復などを行った「松居泰次良」については【滋賀・近江の先人第 85回】で紹介している。「泰山閣」は旧松居家の本宅だったもので、地域の生涯学習施設として利用されている。茶室、土倉が附属し、有形文化財に指定されている。
しかし、昭和10年の建築物だけに外見上、だいぶ古くなったいる。文化財として部分的に修復を要する感じもする。
【滋賀・近江の先人第 85回】生涯貫き通した倫理商法を以てメリヤス露天商から身を起こした・松居泰次良(東近江市)
https://blog.goo.ne.jp/ntt000012/e/acb67d25610b93756f3d386e67df36f5
1935年(昭和10年)建造。茶室、土倉附属。
木造棟門、瓦葺、1棟
滋賀県東近江市下一色町361-1
屋敷地の南東隅に道路に南面して建つ棟門形式の門。
北は広い庭を介して主屋玄関に通じる。屋根は桟瓦葺で、端部を銅板で葺き,全体にむくりをつける数寄屋風の意匠で軽快な意匠は主屋と共通する。
大工は施主の大阪の商人に出入りの「木村太兵衛」。木村は西押立小学校」(旧湖東第二小学校)も造っている。