東近江市山上町の画家で滋賀県美術協会員の「阿波連(あはれん)永子さん」(77)の個展「桜と祭のスケッチ展」が、東近江市永源寺支所で5月9日まで開かれている。
↑写真:中日新聞より
個展「桜と祭のスケッチ展」
開催日時: 5月9日(火)まで、09:00〜19:00。土日と5月3日は休館。
場所: 東近江市永源寺支所(東近江市山上町1316)
沖縄県出身の阿波連さんは、那覇市の那覇高校で美術部員として活動し、卒業後は奈良県で美容師になった。結婚後は仕事を辞め、デッサン教室などに通って制作に専念。広いアトリエを求めて大阪府から滋賀県近江八幡市、東近江市へと移住し、東近江で約30年暮らしている。
制作活動では、旅先で印象に残ったものをその場でスケッチしており、これまで約20カ国を巡った。今回の個展では、国内で描いたスケッチ33点を展示している。
青森県のねぶた祭、京都府の祇園祭、近江八幡市の左義長祭など数分の短い時間で水性色鉛筆を使い、祭りの荒々しい動きを写し取った作品のほか、岐阜県本巣市の国天然記念物の淡墨(うすずみ)桜や福島県の三春滝桜など、古木の生命力を描いた作品も見られる。
阿波連さんは「祭りの動きのエネルギーや、千年生きた桜の美しさを感じて、楽しく見てほしい」と話している。
<中日新聞より>