10月30日(水)、東近江の寺社総巡りで東近江市横溝町の「正円寺」を訪れた際、科学者で探検家・第1次南極越冬隊長で有名な西堀栄三郎の祖父「西堀清兵衛」の発祥地である小さな「西堀公園」を見つけた。正円寺と祖父「西堀清兵衛」発祥の地は地続きである。
西堀清兵衛は丁稚から始め、西堀商店を起こし、チリメン製造販売を行い京都で大成した近江商人である。ちりめん(縮緬、クレープ織りは絹を平織りにして作った織物で京都丹後縮緬や長浜縮緬が有名で宮内庁に納める最高級品だったようだ。
西堀栄三郎は清兵衛から3代目に当たり、京都生まれであり滋賀県の旧湖東町横溝では育ってはいないが横溝には栄三郎の業績を讃えた「西堀栄三郎記念探検の殿堂」(東近江市横溝町419)がある。
尚、西堀公園の隣の正円寺は太宰治と心中をした山崎富栄の母信子(旧姓黒川)の実家の菩提寺と言われている。