日本刺繍 nuinui のブログ

日本刺繍をつづります

御所解模様

2017-04-26 21:19:06 | 日本刺繍教室
さくら、さくらと騒いでいたと思ったら、もうゴールデンウイーク目前!!



お教室の、Tさんの作品です

『御所解模様』を刺したかった~
とおっしゃって、仕上げられました
(後で、額に入るそうです)


私も『御所解模様』大好きです

いろいろ、物語が秘められていて、
女性の心をくすぐるのよネ~











御所解模様とは・・・

江戸時代、大名の奥方や御殿女中の
衣裳に、丹念に絵付けされた友禅染や、一針一針繍いあげらた刺繍の衣裳で、この時代の、贅沢な着物に見られる文様です
















四季草花の図に、御所車や、桧垣、扇、几帳など・・

蓑や、笠などが配されています

能や、源氏物語などの豊かな教養が
織り込まれた意匠です












昨年の秋
成巽閣での催し物のご案内のものです

写真下に『御所解模様』の着物がありますが、展示の中に沢山の『御所解模様』の衣裳がありました
夜具に至るまで・・

それも、総刺繍のものがほとんどでしたね~

今その時の情景を思い出しています

江戸の文化
今更ながら素晴らしい






『御所解模様』の名は、明治時代初期に付けられたそうです・・・

『御所解模様』の名は、明治維新の後、小袖を一度解いて、仕立て直したり、売却されたりしたから『御所解』の名がついたとか・・・

          


















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