日本刺繍 nuinui のブログ

日本刺繍をつづります

『源氏香』文様の半襟

2018-11-15 16:40:15 | 日本刺繍作品
11月は比較的穏やかな日が続いています
が・・・一日一日が飛ぶように過ぎていきます






教室のNさんの作品です
少し前の作品だそうですがとても素敵だったのでアップさせて頂きました


香合わせに用いられた『香の図』は、古くより着物や帯文様・家紋などに使われています。

単純な模様でありながら、独創性のある図柄は、工芸の分野でも親しまれています
















『源氏香の図』の中に描かれている季節の花々に、源氏物語を彷彿させ、私たちの心を惹きつけます

























平安時代の貴族に愛された『香合わせ』の競技が香道になり、五種類の香木を五包ずつ、合計二五包から任意の五包を選びます

選んだ五包を順番に香炉で焚き、その香りを聞き、選んだ五包の香りを言い当てる楽しみ方です









コトバンクの解説より

組香の一つ。五種の香をそれぞれ5包ずつ計二五包作り、任意に五包を取出して焚き、香の異同をかぎ分け、五本の縦線に横線を組み合わせた図で示すもの。



図は五二種あり源氏物語五四帖のうち、桐壷と夢浮橋を除く各帖の名が付けられている。
後水尾天皇の時代に考案されたという













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