歌会始の儀
2023-01-19 | 花
きのう 偶然 テレビで 皇居宮殿松の間で行われていた
『歌会始の儀』
を見ました。こういう時は『拝見しました』が正しいのかもしれない。
厳かな雰囲気の中 皇室の皆様の前で 全国から寄せられた15005 首の中から選ばれた10首の短歌が朗々と吟じられていました。
今年のお題は
『友』
正直 これまでは何の興味も無く 新聞記事で読むくらいで、雲の上の話でした。皇室の方々の短歌は気品が感じられ、真面目で それは当然です。
31歳の若いママが詠んだ句に孫の姿が重なって感動しました。すぐ書き留めました。
『友という言葉も知らぬ幼子が 泣いてゐる子の頭をなでる』
70代のご婦人は
『温もりの残る手袋渡されて 君は友より夫となりぬ』
小学1年生の お子さんを持つ 若いママは
『母さんも友だちできた?』と小一の吾子に問われし 仕事の初日
短歌は基本 5 7 5 7 7で、季語も不要で 特に制限も無く、光景や感じたことを詠んで人を感動させるのが素晴らしいと思いました。私には 575の俳句では 言葉数が足りないのです。
『よーし 私も 歌会始めを目指して短歌を詠むか・・・?』と言うと
夫が
『まずは 地元の新聞の短歌欄の投稿から始めたら・・・?』と。
なるほど そのとおりです。最初から歌会始めは無理がある話でした。
昔詠んだ
『お休みが何日あっても関係無し 悲しい定め 土産屋の子ら』は 盆正月 ゴールデンウィークなどにも遊びに連れて行けず 商売優先の時代の短歌です。
年中無休で店が優先なのに 躾や勉強には口うるさい母親だったことを悔いています。
だから娘は 「商売の人には嫁がせたくない」と ずっと思っていました。さいわい そうではなかったので、孫は いろんな所に連れて行ってもらえています。
それを見聞きしながら、昔の反省をする婆です。もう遅い反省です。あ~ 又 昔話。
おーし、今日は短歌を詠む決意を一句。
『初めての歌会始めを見入る吾 いつしかあの場に立たんとぞ思う』(はいはい 高望みです)
ちなみに 来年の お題は
『和』です。
平和とか 和(なご)むとか 読み方は自由です。
半紙に毛筆で縦書きだそうです。あららら 習字も練習せねばなりません。