ゆのひらんおばちゃん Part3

創業70年の土産屋を 2023年3月末で閉めました。『夫婦で余生を どう生きるか』を模索していきます。

配置薬を辞めて思うこと

2024-10-25 | 日常

商売を辞めると同時に『配置薬』という定期的に薬を届けてくれるシステムをお断りしました。理由は

①あまり配置薬を飲む機会が無いので利用価値を感じなかった。

②飲まないまま消費期限が過ぎたり(交換してくれますが)

③同じ薬を多数置いていくし、全く必要性を感じない薬や絆創膏まで置いていくのが疑問でした(多数置いても代金はとられませんが)

④使った分だけの代金を払えば良いとはいえ 箱の中に残りがあるのに1箱分の代金を支払うのが なんだかな~(使い終わってから払いたい)


商売を辞めて 引っ越す時、これを機会にキャンセルを申し出ました。長い間 ありがとうございました。

症状が出たら病院に行くか、薬局で買えばいいわ…です。

先日 久し振りに胃がもたれ、食べたものが胃から上がってくる感がありました。

残り物を探すと消費期限が過ぎていました。それでも飲んだら収まりました。私の胃は古い薬でも効くようです。

翌日 薬局でパンシロンを買ってきて 消費期限が切れた薬は処分しました。


風邪薬も買っておこうかと思いましたが 売場にいくと『鼻用』『のど用』『熱用』『咳用』などなど 多数あり その時にならないとわからないなぁ…と買うのを辞めました。


さて、幼い頃は『配置薬』とは呼ばず『置き薬』と呼んでいました。

今のように病院も薬局も少なかったし、ドラッグストアも無い時代です。

当時『置き薬』は役に立つシステムでした。大風呂敷にくるんだ箱を背負い(たぶん 富山県から)春と秋に訪問があり 紙風船をいただいた記憶があります。

あれをもらうのが嬉しくて おじさんが薬を入れ換えるまで じっとそばにいました。風船は立方体でしたが、なんの絵柄かは覚えていません。

結婚して住んだ富山市の家のそばに『広貫堂(廣貫堂)』という大きな歴史のある薬の工場がありました。

『あの置き薬のおじさんは ここから来たのかも』と思いながら 『広貫堂前』という電停で乗り降りしていました。懐かしい思い出です。






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