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ファウンデーションの夢  第六部  ベイタ・ダレル  第11話   300年目の晩餐会

2022-11-12 19:30:36 | ウォンダとガールの地球探訪
44第11話300年目の晩餐会
ファウンデーションの夢 
第六部 
ベイタ・ダレル
第11話

300年目の晩餐会

あらすじ

 死んだと思われていた、オナム・バーの愛娘ジータ・マルレイネ・バーは生きていた。マルレイネは、彼女の星、シウェナにジータ・ベリス・マロウを招き入れ、おまけにトランターから、パルヴァー家の娘、ジータ・ウォンダ・パルヴァーを一緒に連れて来た。ジータ・ウォンダ・パルヴァーは、パルヴァー家の初の女の子であった。
 ジータ・ベリス・マロウは、二つあったペンダントの一つをトランターから来た女の子に渡す。
 このことは、いよいよ第2ファウンデーションの出る幕が近づいて来たとの予感を与える。

 ジータ・マロウの娘ロアには、極めて聡明な娘ベイタがいた。

 ベイタとミュールの壮絶なる物語は、ファウンデーション設立から300年後に起こる。ベイタの物語はこうして始まる。

 ベイタの両親がガール・ドーニックの農園を再び買い取り、住み始めた。ベイタもモーヴ(ターミナスの首都)からしばしば泊まりに来ていた。
 近くには、朽ち果てたガールの屋敷があった。

 ベイタはコッソリと、そのガール屋敷の地下深くにあった『故郷星探査報告書』を手に取るのであった。

 そこにはファウンデーション設立当時、ガール・ドーニックの秘密の特別任務の記録が記されてあった。後に、アルカディアが、ジスカルド・ハニスからそれを譲り受ける。その内容の繙きについては続いて読者の努力に委ねます。

 時代は、ターミナスも徐々に往時の精彩を欠いて来たインドバーの世襲政権のもと、時代の暗雲に気付いていた数名の人々がいた。
 一人は心理学者、エブリング・ミス。もう一人は貿易商人のランデュ・ダレル、そしてベイタ・マロウもその一人に加えなければいけない。
 
 ベイタ・マロウはトラン・ダレルと結婚し、トランの出身星ヘイブンに赴く。そこで、トランの叔父のランデュに新婚旅行にカルガン行きを勧められる。ハネムーンは数日で今後の銀河を揺り動かす大事件に移行する。

 ミュールの宮殿から道化師がハネムーン中の両人に助けを求めて来た。

 その道化師はボボと名乗った。彼らは早々宇宙船の格納庫に戻る。

 そこに第三者がまた登場する。
 二重スパイ!?

 そのハン・プリッチャー大尉は、すでにミュール(ボボ)によって、洗脳されていた。

 さらにミュールはトラン・ベイタの宇宙船でターミナスまで同乗し、モーヴ市に降り立ち、ファウンデーション軍の宇宙戦艦軍に喪失感を与え、ハリ・セルダンの出現する時間霊廟に集う人々を降伏感へ誘導し、一日に、完全占領してしまった。

 最後の救いの砦であったファウンデーションの遊軍、独立貿易商人協議会連合の星々も、戦意を喪失。ミュールの圧倒的な感応力の前ではなすすべもなかった。ヘイブンに一時避難したベイタ夫婦とボボとエブリング・ミスは、トランターに赴くことになった。ランデュはボボの存在に何かを察するようになったが、ランデュは残った。

 トランターでは、旧ストーリーリング大学付近の自称コンポレロン人たちの農村共同体が300年祭の催し物の準備で忙しくしていた。そこの村長、リー・センターは彼ら4人を丁重に向かい入れてくれた。

44
ウォンダ お父さん、しっかりして、私がついてますから。こういう時にお母さんが元気だったらよかったのにね。
 
リーセンター まさしくその通りだ、ウォンダ。なにもかも揃いすぎてる。
 時も役者も、宇宙はじまって以来だ!
 丁度セルダンの三百年祭と毎年の祭りも重なった。ターミナスからのお客様の歓迎会を兼ねてね。
 出し物はプリマドンナのお前の披露だ。今晩だけは、毎年恒例の「星界の涯」ではなく、「宰相デマーゼル」だな。
 ネオトランターからも絶世の貴婦人もいらしている。ターミナスからはセルダン(縁)ゆかりのベイタ・ダレルさんばかりでなく、心理歴史学者、それに驚いたことに、あのランデュの甥っ子も来てる。
 この時が今まで隠して来た我がグループの最初の仕事となる。
 気が狂うほどだ!
 第1ファウンデーションの歴代英雄のご子孫のベイタさんが我が屋敷にね。

ウォンダ 大袈裟ね。しっかりして。セルダンの名にかけて!
 とうとういらしたわね。

・・・

リー・センター ダレル夫妻。こちらが私の娘、ウォンダ・センター。こちらがネオトランターのヴェナ・ビリさん。
 
ベイタ・ダレル リー・センターさん。この方(ヴェナ・ビリを指して)、ターミナスの我が家にある肖像画の先祖様のセルダンの奥さんだったドース・ママとそっくりですこと。
 驚いたわ!それにお嬢様のそのドレス、私の三色のペンダントと同じデザインだわ!
 
ウォンダ ベイタさん。驚くのは、こちらですよ。母のペンダントと何で、同じものを?

リー ベイタさん。私も驚いている。妻のペンダントを大変気に入った若者が昔いた。不時着して妻に看病された男、独立貿易商人協議会のランデュ・ダレルがいた。その甥っ子がトランさん、あなただったんですね?
 
ベイタ トラン、あなた、ランデュ叔父さんが若い頃、ここに来たのを何故内緒にしたか、分かったわ!
 叔父さん(ランデュ・ダレル)が私に最初に会ったとき、じっとこのペンダントを見ていたわ。私の美貌でなく!
 
ウォンダ お父さん。私も気が変になりそう!

yatcha john s. 「三百年目の晩餐会」


Words

2022-11-12 19:15:12 | 宇宙的意識
Words

このシンプルな歌はねぇ

「愛してるよ、ハニー 」って言う時に

隠れた意味なんてないんだ

信じてほしい

本当に

だって

言葉は心から発する
言葉はヴォイジャーのように
宇宙を一直線に移動する

あの男女の絵は今でも永遠だよ

今では太陽風がとどかない
オールトのくもを通過しているはずだ
大げさのようだが
人類の記憶を刻んで
二億年後にアンドロメダに着いても
かつて我々が懐かしんだ
1980年代に戻りたいんだ

その頃はまだあどけない空と海が広がっていた

空と海はそれぞれどこまでも青く
雄大な未来と海は限りなく僕の心に染み込んで

僕はなんにでもなれるし
なんでも克服できると信じていたんだよ

きみを愛して幸せにさせることも

でもそれからその希望と光はぼやけて
なんとなく生きてきたみたい

許してほしい
僕は間違っていたみたいだ

でも言葉って、一回心から出たんだから
あのボイジャーの記録盤のように

いつかはシリウスやアンドロメダに着けるんだ

そういう言葉って
今僕が精一杯言えるきみへの愛なんだ

シリウスとはね

今でも「光り輝く」きみっていう意味なんだよ

https://youtu.be/ayF11h4yrRU






傾きかけたSunlight

2022-11-12 04:49:01 | ひたち海浜公園
太陽よ
晩秋の夕暮れだからって
僕を眩しがらせても無駄だって
僕は一応人生の科学者なんだからな
季節の変わりようなんて
百も承知さ
気持ちは君より強いモチベーションもってるからね

太陽よ
人生ももう終わりだなんて
僕を寂しくさせようと企んでもなんとも思わない
僕は一応人生の哲学者なんちゃって
寂しさは昨日からはじまってるわけないだろう
ずっと昔から物心ついたときから
そんなこと思ってらい

太陽よ
君と寿命の長さで競争しようとは思わないが
ひとつだけ言わせてくれよ

君の光にはずっと有り難いと
思って来た

及ばずながらこの残りの命
賭けてもいいよ
どんだけ輝くか

https://youtu.be/keeWsEHqU68

yatcha john s. 「 katamuki kaketa sunlight 」


ファウンデーションの夢  第七部  ベイタ・ダレル  第10話  第2ファウンデーションの在り処?

2022-11-12 04:45:46 | ベイタ・ダレル
43第10話第2ファウンデーションの在り処?
ファウンデーションの夢 
第六部 
ベイタ・ダレル
第10話

第2ファウンデーションの在り処?

あらすじ

 死んだと思われていた、オナム・バーの愛娘ジータ・マルレイネ・バーは生きていた。マルレイネは、彼女の星、シウェナにジータ・ベリス・マロウを招き入れ、おまけにトランターから、パルヴァー家の娘、ジータ・ウォンダ・パルヴァーを一緒に連れて来た。ジータ・ウォンダ・パルヴァーは、パルヴァー家の初の女の子であった。
 ジータ・ベリス・マロウは、二つあったペンダントの一つをトランターから来た女の子に渡す。
 このことは、いよいよ第2ファウンデーションの出る幕が近づいて来たとの予感を与える。

 ジータ・マロウの娘ロアには、極めて聡明な娘ベイタがいた。

 ベイタとミュールの壮絶なる物語は、ファウンデーション設立から300年後に起こる。ベイタの物語はこうして始まる。

 ベイタの両親がガール・ドーニックの農園を再び買い取り、住み始めた。ベイタもモーヴ(ターミナスの首都)からしばしば泊まりに来ていた。
 近くには、朽ち果てたガールの屋敷があった。

 ベイタはコッソリと、そのガール屋敷の地下深くにあった『故郷星探査報告書』を手に取るのであった。

 そこにはファウンデーション設立当時、ガール・ドーニックの秘密の特別任務の記録が記されてあった。後に、アルカディアが、ジスカルド・ハニスからそれを譲り受ける。その内容の繙きについては続いて読者の努力に委ねます。

 時代は、ターミナスも徐々に往時の精彩を欠いて来たインドバーの世襲政権のもと、時代の暗雲に気付いていた数名の人々がいた。
 一人は心理学者、エブリング・ミス。もう一人は貿易商人のランデュ・ダレル、そしてベイタ・マロウもその一人に加えなければいけない。
 
 ベイタ・マロウはトラン・ダレルと結婚し、トランの出身星ヘイブンに赴く。そこで、トランの叔父のランデュに新婚旅行にカルガン行きを勧められる。ハネムーンは数日で今後の銀河を揺り動かす大事件に移行する。

 ミュールの宮殿から道化師がハネムーン中の両人に助けを求めて来た。

 その道化師はボボと名乗った。彼らは早々宇宙船の格納庫に戻る。

 そこに第三者がまた登場する。
 二重スパイ!?

 そのハン・プリッチャー大尉は、すでにミュール(ボボ)によって、洗脳されていた。

 さらにミュールはトラン・ベイタの宇宙船でターミナスまで同乗し、モーヴ市に降り立ち、ファウンデーション軍の宇宙戦艦軍に喪失感を与え、ハリ・セルダンの出現する時間霊廟に集う人々を降伏感へ誘導し、一日に、完全占領してしまった。

 最後の救いの砦であったファウンデーションの遊軍、独立貿易商人協議会連合の星々も、戦意を喪失。ミュールの圧倒的な感応力の前ではなすすべもなかった。ヘイブンに一時避難したベイタ夫婦とボボとエブリング・ミスは、トランターに赴くことになった。ランデュはボボの存在に何かを察するようになったが、ランデュは残った。

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ランデュ おかしいと思わんかい、ミス。
 ここヘイブンでは、みんなやる気をなくしてる。この分だと、数週間ももたない。独立貿易軍もあと星、三つだけとなってる。
 ミス、そこであの道化師について何か分かったかな?

エブリング・ミス いいや、ランデュ。何も!何か怪しい、と思ってるんだな!

ランデュ そうだ。ミュールについて分かることは徹底的に調べなくてはならない。

 そればかりではない。時間霊廟にいた連中は右往左往しているばかりで、逃げようとしている様子がなかった。
 それに、トランが道化師を背負って、5人で鉄条網を突破できたのも、何か腑に落ちない。 おまけに船まで用意してあった。
 そしてここヘイブンでも、時間霊廟の時と同じ、無気力、自暴自棄の気分が蔓延している。

 ミス、君に是非頼みたい。最後の切り札だ。4人で銀河の中心部に逃げて貰いたい、そこで何か見つかるかもしれない。
 俺は責任上、逃げる訳にはいかないからな!
 
エブリング・ミス 銀河の中心部? まさか、それはトランターじゃ、ないだろうな?あそこに何があるって言うんだい?今ではすっかり廃墟だと言われてる!
 
ランデュ 図星だ!流石、セルダンの末裔学者さん。そう、トランターだ!あとは第二ファウンデーションだけが頼りなのだよ!!

エブリング・ミス まさか、第二ファウンデーションは、「星界の涯」にあるんじゃあなかったのか?
 俺は信じられんがな。

yatcha john s. 「第二ファウンデーションの在り処?」