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コーヒーを飲みながら

2022-11-20 23:53:36 | 地球歴史紀行
おいしいコーヒーを飲みながら
古代(*)に勤しむ
*ここの海岸は宇宙のはじまり「阿字」といい、近くには一万五千年前の無紋土器の遺跡あり。

沈む夕陽に人を思い
煌めく噴水に時を感じ

歩く
歩く
ひと影乏しい
公園を

一人占め
一人占め
空気と空と海を

yatcha john s. 「 Monopoly」


ファウンデーションの夢  第七部  アルカディア・ダレル  第9話  蛸部屋の名探偵と

2022-11-20 23:50:20 | アルカディア・ダレル
55第9話蛸部屋の名探偵と一台
ファウンデーションの夢 
第七部 
アルカディア・ダレル
第9話

蛸部屋の名探偵と一台

あらすじ

 アルカディアの長い家出の休暇が始まろうとしていた。それはモーヴ市に隣接するアルティメット空港からの出来事であった。が、それが全銀河を揺り動かすことになる。

 はたして、アルカディアの密航の目的とは?

 アルカディアは、カルガンで叔母のカリアに出逢う。しかしカリア・パルヴァーは、第2ファウンデーションのエージェントだった。
 しかし、アルカディアは、非感応者であるアルカディアの目の奥を見つめるカリアの眼差しを、拒絶する。

 カルガンがダゼンダを襲撃した。
 一農業星に凋落したトランター(400年前は天の川銀河の中心)の農業組合長のプリーム・パルヴァーは、カルガンとの取引の交渉のため、また娘のカリアに久びさに会うためカルガンに来ていた。
 戦争の勃発で商談は中止。やむ無くトランターに帰ろうとして、宇宙空港にいたとき、カリアから逃げてきたアルカディアと遭遇、彼ら老夫妻はアルカディアをトランターに連れていくことにした。

 すでにパルヴァーは、この少女が自身の孫であることは承知していた。

55

アルカディア 久しぶりの音写、頼むわね、ミーター。

ミーター やれやれ、やっと、狭いバッグから出られたと思ったら、今度は蛸部屋だなんて、普通切符じゃなかったんですか?

アルカディア しょうがないわよ。戦争ですから。非常事態で、やっとワゴンに乗れただけで幸運なんですから。カルガンから逃げる人で、スペースポートもごった返してたわね!

 えへん、このリポートは『何度も何度も繰り返されて』が表題。何度も重なりあった事実を纏めると、次のような推論が成り立つ。

 まず、祖母ベイタとエブリング・ミスの意見が微妙に違ってた、ということ。ミス博士は第二ファウンデーションを第一ファウンデーションに対する脅威と考えていた。ベイタおばあちゃんは、ミュールが敗北しても、第一ファウンデーションが、次の銀河帝国の担い手は自分だけだという自惚れとその反対に、第二ファウンデーションに頼っていればいい、という甘えの状態を予期して、ダレル家だけの秘密にしておこうと考えて、トランターに残った。知っていることと公にすることは全く別なんだわ。偉いおばあちゃんだったんだわ!

 ミーター、次が問題なのよ!よく聞いて!なぜ、アンソーアがクラウゼの弟子と称して突然、お父さんの前に現れたか?
 おそらくね、クラウゼ博士の発明した脳波測定器より、お父さんの発明した機械の方が高性能だったんだわ。
 お父さんは、アンソーアが第二ファウンデーション員だと初めから見抜いていたんだわ。
 お父さん、案外やるわね!

 そして、次の問題が最も大事で、難解だわ!
ベイタおばあちゃんはなぜ、トランターで子供を生んだか、私もそこで生まれたのか?

 きっと、こういうことよ。カリア叔母様の目が二回光ったわ。一回目は悲しそうな瞳。二回目は驚愕の瞳。わかるミーター。

ミーター お嬢様、私も及ばずながら、バッグに隠れたままで気が付きました。

アルカディア そうなのよ。ホマー叔父さんも、あの目にやられたんだわ。でもカリアさんの目は私には効かなかったんだわ!
 ですから、お父さんもきっとやられてないわ。二人に共通すること。トランターで生まれたという事実、なのよ!
 ベイタおばあちゃんはわかっていたんだわ!

 そこで推論は、終わり。次は、今後の展開よ。ミーター、聞いている?トランターは大農業の星なのよね?

ミーター データではターミナス農業生産力の百倍、となっています。よー、名探偵コナン・ドイル!

アルカディア ミーター、いやワトソン君、私は名探偵、アルカディア・ダレルよ!

https://youtu.be/B9hc-gNBU2A

yatcha john s. 「蛸部屋の名探偵と一台」


ファウンデーションの夢  第七部  アルカディア・ダレル  第8話  スペースポートでの邂逅

2022-11-20 12:38:04 | アルカディア・ダレル
54第8話スペースポートでの邂逅
ファウンデーションの夢 
第七部 
アルカディア・ダレル
第8話

スペースポートでの邂逅

あらすじ

 ジータ・マロウの娘ロアには、極めて聡明な娘ベイタがいた。

 ベイタとミュールの壮絶なる物語は、ファウンデーション設立から300年後に起こる。ベイタの物語はこうして始まる。

 ベイタの両親がガール・ドーニックの農園を再び買い取り、住み始めた。ベイタもモーヴ(ターミナスの首都)に住んでいたのでしばしば泊まりに来ていた。

 時代は、ターミナスも徐々に往時の精彩を欠いて来たインドバーの世襲政権のもと、時代の暗雲に気付いていた数名の人々がいた。
 一人は心理学者、エブリング・ミス。もう一人は貿易商人のランデュ・ダレル、そしてベイタ・マロウもその一人に加えなければいけない。
 
 ベイタ・マロウはトラン・ダレルと結婚し、トランの出身星ヘイブンに赴く。そこで、トランの叔父のランデュに新婚旅行にカルガン行きを勧められる。ハネムーンは数日で今後の銀河を揺り動かす大事件に移行する。

 ミュールの宮殿から道化師がハネムーン中の両人に助けを求めて来た。

 その道化師はボボと名乗った。彼らは早々宇宙船の格納庫に戻る。

 そこに第三者がまた登場する。
 二重スパイ!?

 そのハン・プリッチャー大尉は、すでにミュール(ボボ)によって、洗脳されていた。

 さらにミュールはトラン・ベイタの宇宙船でターミナスまで同乗し、モーヴ市に降り立ち、ファウンデーション軍の宇宙戦艦軍に喪失感を与え、ハリ・セルダンの出現する時間霊廟に集う人々を降伏感へ誘導し、一日に、完全占領してしまった。

 最後の救いの砦であったファウンデーションの遊軍、独立貿易商人協議会連合の星々も、戦意を喪失。ミュールの圧倒的な感応力の前ではなすすべもなかった。ヘイブンに一時避難したベイタ夫婦とボボとエブリング・ミスは、トランターに赴くことになった。ランデュはボボの存在に何かを察するようになったが、ランデュは残った。

 トランターでは、旧ストーリーリング大学付近の自称コンポレロン人たちの農村共同体が300年祭の催し物の準備で忙しくしていた。そこの村長、リー・センターは彼ら4人を丁重に向かい入れてくれた。

 彼ら4人を、トランターの農村指導者家族は丁重に、ファウンデーション300年祭の晩餐会に、趣向を凝らして招き入れた。その席には同じくネオトランターから来ていた(?)、一応議会議長と言う立場の、ヴェナ・ビリ女史がいた。

 エブリング・ミスはボボと一緒にストーリーリング大学の一室に籠って、当のミス博士は食事も絶って一心不乱に調べものに没頭していた。
 
 事件が突然起きたのは、そんなやさきだった。エブリング・ミスは、何かを発見して、訪ねて来たベイタに口を開こうとした瞬間のことだった。

 ヴェナ・ビリ女史も程なく息を引き取る(停止する)。

 そのエブリング・ミスとボボがいた場所が、300年前のハリ・セルダンの心理歴史学の研究室であったことがわかるのは、ベイタ・ダレルの孫アルカディアがトランターを訪れてからのことであるのだが。

 結局、ミュールはエブリング・ミスに密着することによって、第2ファウンデーションを探り当てて、撲滅を計ったのだが、ベイタと第2ファウンデーションに阻まれたことになった。

 ミュールはかねてから目論んでいた第2ファウンデーションの在処をダゼンダと振り替えることにする。

 のちにこの一連のミュールに対する誘導には、ベイタ、第2ファウンデーションの他に、反ミュールの勢力が関わっていたことが明らかとなる。

 こうしてベイタの活躍は終わり、次の舞台に替わる。ベイタの孫、アルカディアの舞台である。

 読者は『ファウンデーションの夢』の続編『ミーターの大冒険』の主人公、ミーターの姓が、マロウであることはご存知であろう。
 要するに、ミーターの主人、アルカディアが、このロボットにマロウの姓をつけた理由が、祖母であるベイタの旧姓がマロウであって、そのベイタをこよなく尊敬していたからであったことがお分かりになったでありましょう。

 一方、ミュールを抑えたはずであった片方のファウンデーションは、新たな次の難局が起ころうとしていた。それに備えることになる。

 その時の第2ファウンデーションの指導者、いわゆる第1発言者は、次期発言者会議の候補者であるペアレス・アンソーアにその任を委ねる。

 夜な夜なの会合がトラン・ダレルの屋敷で行われていた。父の名前を頂いたトラン・ダレルに元研究所の同僚の弟子と名乗るペアレス・アンソーアが訪れる。

 ところがペアレス・アンソーアは、一階の玄関のドアを叩いたが、生憎家政婦が休暇中で、中に入れなかった。仕方なく彼は二階の窓を叩いて、中にいるアルカディアに開けてくれるように頼むしかなかった。

 彼もその会合に加わり、モーヴの出身と偽って、電子脳写装置を四人にかけたいと申し出る。

 始めから彼を怪しんだのは、トランの従兄弟で、図書館員であるホバー・マンであった。

 もう一つの議決がされようとしていた。カルガンに第2ファウンデーションの基地がある、という。そこにマンが単独で潜入するという使命だった。
 
 アルカディアの長い家出の休暇が始まろうとしていた。それはモーヴ市に隣接するアルティメット空港からの出来事であった。が、それが全銀河を揺り動かすことになる。

 はたして、アルカディアの密航の目的とは?

 アルカディアは、カルガンで叔母のカリアに出逢う。しかしカリア・パルヴァーは、第2ファウンデーションのエージェントだった。
 しかし、アルカディアは、非感応者であるアルカディアの目の奥を見つめるカリアの眼差しを、拒絶する。

54

プリーム・パルヴァー そんなに慌てて、どこに行くんですかね?お嬢さん。
 
アルカディア 手を放してください。急いでいるんですから。

パルヴァー そうはいかんのです。
 ほら、お嬢さんの切符ですね。
 落としたのを見たもんですから。
 はい、どうぞ!

 トランター行き。普通。ですか!
 わしらと同じじゃ。それにお嬢さん。

 警察に追われているみたいだが?

 わしは、プリーム・パルヴァー。
 
 奇遇にも、私たちはトランター人だよ。トランターの農業協同組合の会長。こっちがわしの家内じゃ。

 あいにく、今回は不発だったがね。戦争が始まるんでね。
 急遽、会談は延期にさせられた。今、戻るところじゃ。

アルカディア 戦争!もしかしたら、まさか、ファウンデーションとじゃありませんよね?

パルヴァー お嬢さん、お嬢さんはターミナスの人間なのかな?

 残念ながらそうなんだな。
 ターミナスの大使みたいな方を紹介されたんだがな、確か、マンとかという。滑舌が立派な、背筋がシュンとしていた。
 
アルカディア 私、アルカディア・ダレルと申します。宜しくお願いいたします!
 ホマー叔父さん。別人のホマー・マン?!!!
 あのだらしない、吃り癖の。いつも自信の欠片もない?!

 おかしいわね。やっぱりだわ!やっぱり、そうなんだわ!
 
パルヴァー なにが「やっぱり」なのかな?

 それはそうと、警察だ!

警官 若い女の子を探してる。宮殿から逃げ出した。身分証明書を見せてくれないか!

パルヴァー それには及ばない。この子は私の孫、アルカディア・パルヴァーだ!

 ..........

 わかったら、他を探したまえ!

アルカディア 助かりました、パルヴァーさん。でも、どうやってあの警官、納得したんでしょうか。私の身分証明書、アルカディア・ダレルって書いてあるのに?!

yatcha john s. 「スペースポートでの邂逅」


優しい島 イル・デ・パン

2022-11-20 11:32:06 | 地球歴史紀行
そこは優しい島 イル・デ・パン
今でも聴こえる 胸の奥

みすぼらしいほろ酔い気分で夜空に歌ってた 調子外れだけど心に響いた
ウクレレに無理やりあわせて 
咽びながら
あのじい様は今の自分だ

「星の中に夢がある」
「夢の中に星がある」
「銀河が回っているというのなら」
「も一度会わせてよ 天国で」
「僕の気持ちをきいてくれるなら」
「何百回でも歌う 老いぼれの歌」
「こんな綺麗な夜の浜辺だ 少しでも 僕の願いを きいとくれ」
「だってここが天国に一番近いって訊いたから」
あのじい様は今の自分だ

yatcha john s. 「天国に一番近い島」


すべてにおいてエクササイズは必要

2022-11-20 01:22:20 | 宇宙的意識
すべてにおいてエクササイズは必要だ

とくに見ることにおいては
両手を擦る
目を閉じて瞼の上を擦ったり
窓を開けて遠い山を見てからテーブルの二人の天使を見る

sunrise とsunset をその日のうちにどちらも拝む

思いきって美術館に行く
心に好きなビジョンを刻みつけてもっと微細なところを付け加えていく
ポジティブで好きな情景を思い描く

僕だったら海辺
青い青い背景で星も何か語りかけているような
波の音楽を背中で聴いて
潮風に耳を澄ませ
海の匂いを精一杯体に染み込ませる
白い細かい砂を掌に掬い
砂時計のようにサラサラと流れ落とし
風の流れを確かめる

その新しい自分を発見したら素描する

創造は素晴らしい
それにはたゆまぬエクササイズがやはり必要

たゆまぬ
だよね

yatcha john s. 「 やはり太陽の滴(しずく) 」