迷いながら・・・

2006-11-16 | Weblog
3年目に入ったブログについて
考えたことがあると、少し触れました。
かなり迷いましたが
らすからさんから頂いたコメント
 > 自分の身のまわりに着目することは、
 > 自分自身を見つめる、
 > 見つめなおすということに繋がっていく
にも背中を押してもらった気になり
この記事を載せることにしました。
あくまでも個人的な想いではありますが
ブログへの感謝を込めて。

長文になりそうです。
それに、きっと詰まらないと思います。
投稿しておいて言うのも何ですが
読んでいただかなくて構いませんので・・(苦笑)



ブログはとても不思議なものです。

ネットの匿名性という話はよく言われますが
たとえ実名は伏せていても、だからといって
何でも書けるわけではありません。
それはマナーとして当然のはずなのに
時には匿名故に何でもありになってしまうのだと
噂に聞くことも多く、その度憤りを覚えます。

しかし多くのブログは友人に読んでもらうのが
前提になっているので、完全な匿名である
サイトとは性質が異なるように思います。

また、ブログでは同じ方と何度もやり取りを
することが多いので、お陰でとても親しみを
感じられるのも、魅力の一つです。
不特定多数が集まり自由に書き込む場では
どうしても多対多、多対個になり
心の交流が入り込む余地が少ない気がします。
「電○男」は殆ど奇跡ではないでしょうか。
といっても、そんな場を覗いたことがないので
あくまで想像でしかありませんが・・。

ネットを利用した犯罪や誹謗・中傷、ウィルス等
悪い面をあげればキリがありません。
怖ろしくて掲示板やら通販は極力避けてきた私が
こうしてブログに浸りきることになるとは・・。
暖かい励ましをくれる友人や
優しいコメントを下さるお仲間のお陰で
楽しいことばかり味わっているからですね。

常々感じていました。
たとえ名前を知らなくても顔が見えなくても
人として出会ったからには
誠意と思いやりを持って接する...
このブログにコメントを下さる方たちは
そういう心の持ち主ばかりなのだと。
優しい方たちに囲まれて私は本当に幸せ者です。
心から感謝しています。
皆様、本当に有難うございます。



さて、ここからが本題です(汗)

ブログを書くことと、自分自身を見つめること、
について。。

書くことは考えること。
ある程度考えがまとまらないと書けないし
書きながら一層広く深く考えることにもなります。
どんな話題でも、感想や意見を述べるなら
自分の考えを再確認することになります。
まして“自分”について語ろうとすれば・・。
ブログは、先ほども書いたとおり
決して何でもありでは無いけれど、
興味の無い話題を選ぶはずはないので
自然に自分について語ることに繋がるのです。

前回お話した通り、私にとってブログは
“友人への近況報告”です。
その感覚は常に持ち続けています。
けれど、やはり会話やメールとは違います。

特定の相手とのやり取りなら、話を
相手に合わせることも多くなりますが
一人で語るので、一般的な話か自分個人の話を
自由に話す傾向が強くなって当然でしょう。
一般的な話はなかなか意見をまとめられない
(イジメ問題なども色々と考えるのですが)
ので、つい身のまわりの話が多くなります。

いつしか、近況報告のメールや手紙には
決して書かなかったであろうことも
語り始めていました。
お友達に話すというよりは自分自身に
語りかけるような・・・。

何気なくつけた「日記」というタイトルに
甘えているのかもしれません。
あるいは自由に書きたいことを書こうという
気持ちが強くなっているのかも。
理由はともかく、こうして自分の想いを
語ろうとしている(今回もそうなんですが)
自分に一番驚いているのは私自身なのです。


最近、ふと新婚旅行でのことを思い出しました。
新婚夫婦4組だけという少ない人数での
ヨーロッパ旅行でした。
何日も一緒に過ごした日程もあと僅かという夜
添乗員さんがご自分の泊まっている部屋に
皆を招待してくれて軽い宴会となりました。

雑談の中で添乗員さんに言われたのです。
長年添乗員をして多くの人を見ているので
旅行中に大体の人のことが分かるようになったけど
貴女のことは分かりませんでした、と。
え?私って分かりにくい人間だったの??
とても驚きました。

きっと人見知りしていたせいだと思いましたが、
その時の4組には揃って大人しいタイプの
ご夫婦もいらして、その奥様より自分が
大人しくしていたとは思えなかったので
全く意味が分かりませんでした。

随分前の話なのに何故最近思い出したかといえば
その意味に思い当たるようになったから・・。
以前私は引っ込み思案だと書きました。
それは誰かと親しくなりたくても思い切って
行動できない、というだけでなかったのです。
多少親しくなれた相手にさえ、ついつい
引っ込んでしまう自分にやっと気付きました。
無意識のうちに“自分を出さない”ように
してしまうのです。


ある機会に「何でも話さないとダメだよ」と
意見してくれる友人がいました。
でも、簡単に変わるものではありません。
友人との付き合いだけでなく
ブログの記事でもコメントでも
常に言葉を飲み込むクセがついています。
だから迷ってばかりで、手紙・メールも含め
どの文章を書くのにも相当時間がかかります。

それでも、こうして想いを書きたいと
思うようになりました。
友人へのメールでも「色んなことを話そうね」と
自分から言うようになりました。
きっとブログのお陰です。

随分迷いながらブログを書き続けてきました。
色んなことを書くうちに自分と向き合い
少しずつ自分を知ることが出来たと思います。
書くことにより鮮やかによみがえった思い出や
確認した考え、深めた想いは、
ブログで得た宝物になっています。


優しく思いやり溢れた方たちに囲まれたお陰で
続けてこれました。
また他の方のブログを拝見することで私も
色々書いてみようと思ったことも確かです。
ブログと、ブログが出会わせてくれた方々に、
こんな奴を見捨てずにいてくれる友人たちに、
心から有難う。

今まで言葉に出来なかったことも、
いつか話せるかもしれません。
これ以上、自分を出さなくていいよ!と
思われる方もおられるかもしれませんが(汗)
これからも手探り状態で続けたいと思います。