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ルーマニアの魔女

2012-03-09 21:02:17 | インポート
 ルーマニアでは魔女が力を持つ国で2千人以上はいるということです。昨年1月には職業として認め、もし占いがはずれたら罰を与え、税金もとるという法律を作る動きがあったようですが、魔女達の反対で導入が見送られたと言うことです。メディアはもっぱら政治家達が魔女の呪いを恐れたと書き立てたようです。
 新聞報道(3/29朝日)によると、いま、そのルーマニアで、呪いで莫大な謝礼を得ていてたとして、メリッサ、バネッサとい有名な魔女が逮捕されスキャンダルに発展しているといいます。彼女たちは呪いをかけたり、それを取り除くとして女優やサッカー選手の奥さんなどから5千万円前後の報酬を受け取っていたということです。
 日本でもオセロの中島さんが占い師からマインドコントロールを受けたという騒動が持ち上がっていますが、これだけ文明が進んだ中で、人はなぜ占いや魔女を信じられるのでしょうか。というか、信じたいのでしょうか。
 おそらく、自分と直面することを避けたいのではないでしょうか。イタコや巫女、占い等のシャーマニズムといわれる民間伝承は、カウンセリングや心理療法のようにその原因を本人に求めません。それは、過去の亡霊であり、祖先であり、悪魔だったり、妖怪だったりします。
 つまり、本人以外の所に原因があることが大きな救いとなるのです。マインドコントロールは、むしろ自ら求めている場合もあるということもできます。自分のせいではないことが救いとなるのです。