まるぞう備忘録

無題のドキュメント

自分の心の中の恐怖心とがっぷり四つに組む。腹を括ること。

2020-07-02 08:41:13 | 陰と陽の理論

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東京都から北西方向





経験の蓄積により人は自分の恐怖心に呑まれなくなる。

 子供の頃。私は注射が嫌いでしかも泣き虫でしたから、病院で注射されるたびに泣いておりました。しかしいつの頃からか、注射でも泣かなくなって行きました。なぜか。それは「注射とはこのぐらいは痛いものだ。しかしこれ以上は痛くない」ということを経験で知っていたからでした。
 注射で泣いていたのは「痛さで泣いた」のではなく、「自分自身が痛さの恐怖に負けて泣いていた」のでありました。
 経験を積むにつれて「これ以上痛いことはない」ということがわかってくると同時に、痛さへの恐怖を抑えることが出来るようになったのでした。

 人間が恐怖に呑まれないノウハウ。
 それは事前に「こういう事態はあり得る」という最悪の状態が起きることを認めること。
 そして次にその「最悪状態」が起こることを受け入れること。

 おやおや。これって何かに似ています。そう。大きい災難を小さい災難に昇華するステップに似ています。その昇華のステップとは、

① 最悪が起きることを想定する。(心の中で)
② 最悪に備える行動をする。(手間をかける。時間をかける。お金をかける。など実際の行動で)
③ それでもダメなら仕方ないと腹を括る。(心の中で)

 この①と③は自分の心の中の働きです。これは「自分が恐怖心に負けてパニックになる」に対処する方法でありました。



腹を括るとなぜ恐怖に呑まれなくなるのか。

 陰と陽の仮説から導かれる定理の一つに
・避けるものは追いかけてくる。逃げる限り追いかけてくる。
・腹を括ると消えていく。
というものがあります。

 これは自分の中にある恐怖心に呑み込まれない最大の効果の手法であります。

 仕事においても「修羅場に強い」という人はおります。そういう人は元から「無神経で図太い」というわけではなく、若い頃からの修羅場の数が多かったということでありましょう。
 その修羅場の数から「このケースは非道い。非道いけれども一番最悪の事態であってもここレベルだろう」ということを経験上肌で知っているわけです。
 あのレベルまでは起きることは仕方ない。あのレベルまでの修羅地獄は受け止めよう。と腹を括るから自分の平静が保てることが出来るのです。



現場の修羅場が胆力を鍛えてくれていた。

 修羅場に強い。パニックに強い。ということは、事前に「腹を括れている」ということでありました、
 自分の恐怖心と土俵でがっぷり四つに組んでも、びくともせず相手を投げ飛ばすほど「腹が座っている」ということでありました。

 でもいくら脳内で「腹を括るぞ。腹を括るぞ。」と唱えてもそれだけではうまくいかないこともあります。それは「胆力」が足りない場合。

 修羅場に強い人は数多い経験から「胆力」が自ずと鍛えられていたのでした。
 しかし普通の社会生活をしている大人であれば、ほとんどの人は大丈夫でありましょう。社会とはいろいろな理不尽なことに直面するように出来ております。そのような理不尽は胆力をつける絶好の機会です。ありがとうございます。

 理不尽なことがあると。ああ、逃げれば逃げるほどおいかけてくるな。仕事を変えても住む場所を変えても、自分の心が逃げたいと思う限りは、似た事象が追いかけてくる。そういうことも場数の中でわかっていきます。その経験の中で、多くの大人は

・理不尽なことが起きる前に、出来るだけ事前にトラブルを想定して、同じトラブルに遭遇しないように備える。

・理不尽は相手が悪い一方ではない。自分の中にも問題があった。他の人は大丈夫なのに私にだけ問題が起きるというのは、私の中にも原因があるのだ。

・しかし自分に非がない場合でも理不尽な受けることはある。その場合は仕方ない。と腹を括るしかない。逃げずに受け入れるしかないことも人生にはあるものだ。しかし腹を括ると不思議に消えていく。

・ただし「腹を括る」と「泣き寝入り」は別のものだ。「腹を括る」とは「逃げない」ということだ。「泣き寝入る」は「逃げる」ということだ。
暴力・違法行為は法律の専門家に相談して坦々と対応して逃げないこと。

・もう一度同じ理不尽の目に遭うとしたら?「もう嫌だ。あんな目に遭いたくない。」ならば前回は「泣き寝入り」だった。逃げる間は追いかけてくる。
「仕方ないな。いいです。どうぞ。」ならばそれは「腹を括る」だ。腹を括ると消えていく。重要なことです。

・相手への攻撃心に呑み込まれるのもまた、自分の恐怖心に呑み込まれるのと同じ。心の中のサイトカイン・ストーム。脳内の過剰攻撃反応というパニック状態。
この対応も法律などの専門家に相談して坦々と対応すること。深追いしないこと。相手をギャフンと言わせてやるんだという復讐心は手放すこと。

・非道いやつは勝手に自滅していくから。だから深追いする必要はない。
相手が不幸になればいい。と自分が願うことは、自分が老けることとなるから、良いことは何もない。

・社会の法律を信じる。社会の法律に坦々とお任せする。相手が不幸になればいいという復讐心は手放す。社会の法律とお天道様にお任せして、自分は手放すと腹を括る。



 このように、この社会は理不尽なことばかり。でもどれもが自分の胆力を鍛えるのに最上の練習場でありました。ありがとうございます。
 この世に生まれて来た時と比べて、この世を去る時。私の胆力はどれほど底上げされているだろうか。どれほど魂が太くなっているのだろうか。



つづく




おまけ(読者の方によって教えて頂いたこと)
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特段の理由での大陸からの入国者を今度は本気で止められないと、これからも増えます。

→ たとえばどのルートが抜け道になっているのでしょうか。虎を縛るには屏風から出さなければなりません。

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で、最悪をさけようと家探しは継続する行為は、最悪を昇華していると思っていいのかな?
結果まで伴っていなくても。

→ 現時点での最善を尽くすことが必要条件だと思います。
・寝室は「潰れない2階」にすること。
・タンスや鏡などは転倒防止対策してあること。
・配電盤ブレーカーに感震ボールを付ける。

私がなのみーなさんの立場であれば、今のご自宅でも少しでも被害を少なくするために、現実の手間と時間とお金を掛ける。という対応をすると思います。ここまで対応して地震で家族の命が奪われても仕方ないと腹を括れるレベルまで。

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一休さんじゃなくて、良寛さんですね。

→ ご指摘ありがとうございます。修正いたしました。

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「他人の不幸は蜜の味」は科学的証明済
https://president.jp/articles/-/20385

→ 他人の不幸を願うことは、自分に不幸を留め置くことになる。

・現人類の本能:他人の不幸は蜜の味
・新人類の本能:他人の不幸は自分の不幸

今の私達は人類の進化の端境(はざかい)でありますね。

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近くの畑で毎年毎年草だらけにしている畑があります。蓮華のような可愛いピンク色の小さな花が咲く草が畑一面に咲いてお花畑のようになっている畑です。そこに草むしりをあまりせずにその畑の持ち主はネギを作っていましたが、毎年まともなネギはできませんでした。必ず病気になっていました。ネギの回りはくらいはむしればよかったのかもしれませんが、結局その持ち主は農業をやめてしまいました。

→ なかなか農業は難しいですね。私もド素人なので口幅ったいことは言えませんが。
自然半分。人の手半分。という塩梅が良いのでは。ゼロかイチではなく半々。作物を植えたのなら、放ったらかしではなく人の手は必要であると思います。作物の周囲の雑草は茎や葉を刈ること。いつもきちんと育っているかなと目を配ること。おはよう。と挨拶すること。ぬか床は毎日掻き回すことが必要なのと同じです。
子育ても同じ。厳しく育てることと、放置することは違うのと同じ。作物も半分は人の手が育てる。日当たりが悪ければ周囲の雑草を刈る。栄養不足で葉が黄色くなれば化学液肥を与える。
しかし半分は自然の力(雑草と菌)にお願いする。私の家庭菜園の実験です。

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菌根菌よりもカビ菌の勢力が強いのかも。
カリフラワーとブロッコリーってアブラナ科(ダイコン、カブ、コマツナ)だから、ネギ類とアブラナ科に悪さをするカビが土にいるのかな?
すいません、プロの方にナマ言って。

→ 情報ありがとうございます。土をリセットするために緑肥という手段は興味深いと思います。生命力が強く根で土中深くまで耕してくれるイネ科と、空気中の窒素を取り込んで土を肥やしてくれるマメ科の混植です。

家庭菜園では、半分は土が呼ぶ雑草を。半分は人の手で土を育てる作物を輪作すること。生命力が強いイネ科と土を肥やすマメ科を混植して、育ったら、雑草と共に刈り取って土に浅く鋤き込む。ということがどのような土を作るのか。興味があります。

ちなみい私の畑は図書館から借りてきた教科書に従い
イネ科・マメ科→アブラナ科・セリ科→イモ科 の輪作です。

ヨメの畑は
ナス科・ウリ科→イネ科・アブラナ科→ネギ類・マメ科 の輪作です。

上記の2パターンは、コンパニオンプランツの組み合わせで収穫しながら輪作で土を育てる絶妙な組み合わせだと思います。

家庭菜園を行う方は、図書館にあったら借りて一読されることをオススメします。
「コンパニオンプランツの野菜づくり(木嶋利男著)」

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