警戒レベル5が発令された。
球磨川氾濫で約50人の犠牲者を出した豪雨でしたが、翌日は九州北部に大雨を降らせている。球磨川氾濫はただの序章に過ぎなかった。
昨日は各自治体が警戒レベル5の警報を発令しました。
この大雨はまだ油断が出来る状態ではありませんが、少なくとも昨晩から未明にかけて、人命に被害が出るような大きな、氾濫浸水や土砂災害はなかったようです。(福岡で高齢女性が1名、水に浸かって亡くなられたそうです。ご冥福をお祈りいたします)
やはり。人の意識と行動が未来を変える力は凄いな。というのが私の仮説であります。
多くの人が「今起きるか。今起きるか。」と注意を払っている間はそれは起きない。
物事には、
・ほぼ必ず起きる。
ということと
・起きるか起きないか運任せ。
という2つがあります。
たとえばコップに水を注ぎ続けるとほぼ必ず次の瞬間には水が溢れます。これは必ず起きること。しかし今回の大雨による氾濫は、起きるかもしれないし起きないかもしれない。運任せ。という事象です。
あるいはあるスポーツ選手の話。才能もあり人一倍努力しているこの選手。世界のトップ10に入るのはほぼ確実。でも金メダルをとれるかどうかは、その時の運による要素が多い。ということとも共通します。
人間が観察することが現実に干渉する。
運任せの出来事は、人がそれが「今起きるか。今起きるか。」と観察していると起きにくくなります。人の想い(=観察している眼)が現実に干渉するからです。
これは物理で、2つの細いスリットに粒子を射出する実験。人が観察しないと干渉縞が出来るが、人が観察すると(=どの粒子がどちらがわのスリットが通過わかるような装置をつけると)干渉縞が消える。という結果と共通します。
人が意識として捉えること事態が起こる現実の内容を左右するのです。これは話すと長くなるので、今日もカッツ・アイ(割愛)。
おかし〜な〜。強く願うほど叶わなくなる理由。
一昔前、強く願えば現実化する。という理論が一部で流行りました。しかし、プラスのことでもマイナスのことでも「今起きるか。今起きるか。」と待っている限りは、それは非常に起こりづらくなる。
「ほぼ必ず起きること」は観察しようがしまいが変わりません。しかし「起きるか起きないか運任せ」のことほど起きづらくなってしまう。良いことも悪いことも。
それは脳の中で(期待とともに)現実化してしまうので、実際の現実では発生しづらくなるから。というのが私の仮説です。
だから起きて欲しくないことは、積極的に起きることを想定して「今起きるか。今起きるか。」と意識を持っていることが重要。
たまに「悪いことは考えると現実化するから、考えないようにする。」という人がおりますが、これは真逆です。考えないようにしていた災難は必ず起きる。と考えて備えるべきです。
逆に起きて欲しいことは、忘れるぐらいが丁度良い。努力はする。最善の努力はする。しかし運任せの結果は、忘れるぐらいが丁度良い。「今良い結果起きるか。今良い結果起きるか。」とじっと観ながら待っているほど、それは起きづらい。ということです。
備える行為の積み重ねが、少しずつ災害の因子を代償昇華していく。
そして重要なことがもう一つ。実際に多くの人が避難所や近くの安全な場所に避難した。これによって、災害が起きる因子が代償昇華した。というのが私の仮説です。
手間、時間、お金、人間関係というしがらみを超えて、備える行動をした時点で、「災害で失う」という因子が代わりに昇華された。
それは保険と同じです。保険とは「万が一の時に保証を頂ける」という制度ではありますが、本質は「備えることでお金を出すことで、災害でお金を出費することを避ける」ということです。
大きな災難で大きな出費をするのであれば、事前に備えという出費をすることで、代償するということです。現実的はお金が効果ありますが、手間ひまをかける、時間をかけるという実際の行動も同様です。人間関係の調整も手間ひまの一つです。
「避難したけれど何も起きなかった」が正解!
「今起きるか。今起きるか」と観察することで、その時とその地域ではその災害は起きにくくなります。しかし災害の因子が残る限り、いつかは起きます。人々が油断した時間帯、油断している地域で起きます。
だから備えるという行動で、因子そのものを代償昇華する。ということも重要であります。
「避難したら助かった」ということは現実ではあまり起きません。私達の人生で良く起きるのは
・避難しないで被害にあった。
か
・避難したけれで何もなかった。
であります。
そう。「避難したけれど何もなかった。」が正しい姿なのです。避難したから代償昇華で何も起きずに済んだ。という可能性があるということです。
「保険はかけたけれど事故は起きなかった」「備蓄したけれど災害は起きなかった」が正しいあり方です。
大震災の津波の時に被害に遭った方。避難警報になぜ従わなかった方もいらっしゃったようです。
「津波の避難警報なんて、毎回鳴っている。手間ひま時間かけて避難しても、結局津波なんて一度も起こらなかった。だから今回の避難警報も同じだと思った」
人命という最も貴重なもの。これとバランスする手間ひま時間は、避難所への100回無駄避難でしょうか。1000回ぐらいでしょうか。一見無駄に見える想定備えを蓄積することで、その地域で災害が起きることが少しずつ昇華されていく。
今回の大雨はまだ数日続くようです。そしてこの後もまた同様の100年に一度の大雨と100年に一度の台風が、毎月のように日本国土を訪れる。備えながら、今か今かと観察したいと思います。
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