亡き父の法事があり久しぶりに福岡県北九州に降り立った。わたしの本籍地は小倉。当代とって15世になる。齢45年を経て各地を転々としてきた今、ずーっと生まれ育った土地とは言い難いほど短い時間しか過ごしていない。しかも小倉より若松の記憶の方が鮮明で「小倉本籍」とは口はばったいのも辛いところ。しかし、私個人にとっては紛れもない「ふるさと」です。
ウン十年ぶりで若松の数少ない景勝「高塔山」に登ってみた。かつて祖母と登った山道をなぞって頂上を目指す。途中の野外音楽堂にも足を運んでみた。なんでも祖母が幾許かの寄付をして造ったそうで、それの証拠として当時の首相・鳩山一郎氏から感状と勲章を貰っている。その事実は祖母が逝去するまで知らなかった。あの女傑は何も孫には話さなかった。
頂上に立つ。イメージが合わない!最近公園として整備されたようで過去の風景記憶と合致しない。逡巡して数分後…「!」…ビンゴ!あった、見つけた!展望台に登る階段の形状!河童地蔵!…徐々に甦ってくる記憶。展望台から望む風景は大きく異なっているので比較できないが「あのホテルの辺りに○○百貨店があった」「病院?今は更地かー」「若松の実家はこの辺だし、お寺さんは坂の上のほう…河童地蔵さんのお寺だったと」「駄菓子屋??泊まりに行った西鉄ホテル??もうないのかー」「天本英世さん?死神博士?の実家ってどこだったっけ?」
忘れていたふるさとの「山」。大事な想い出を閉じ込んだキーポイントだった。
ウン十年ぶりで若松の数少ない景勝「高塔山」に登ってみた。かつて祖母と登った山道をなぞって頂上を目指す。途中の野外音楽堂にも足を運んでみた。なんでも祖母が幾許かの寄付をして造ったそうで、それの証拠として当時の首相・鳩山一郎氏から感状と勲章を貰っている。その事実は祖母が逝去するまで知らなかった。あの女傑は何も孫には話さなかった。
頂上に立つ。イメージが合わない!最近公園として整備されたようで過去の風景記憶と合致しない。逡巡して数分後…「!」…ビンゴ!あった、見つけた!展望台に登る階段の形状!河童地蔵!…徐々に甦ってくる記憶。展望台から望む風景は大きく異なっているので比較できないが「あのホテルの辺りに○○百貨店があった」「病院?今は更地かー」「若松の実家はこの辺だし、お寺さんは坂の上のほう…河童地蔵さんのお寺だったと」「駄菓子屋??泊まりに行った西鉄ホテル??もうないのかー」「天本英世さん?死神博士?の実家ってどこだったっけ?」
忘れていたふるさとの「山」。大事な想い出を閉じ込んだキーポイントだった。