「ゐ」異質の協力こそ真のチームワーク・他部門との連携プレーが機動力である
永らく停滞してきた消費経済の牽引車として、近年各種ハイテク家電が続々と登場。活況を呈したお陰で、家電業界もようやくひと息ついた状態にあります。
それらの商品に使用される磁性体やTFT液晶ディスプレイ、太陽電池、電源用トランス、ノイズフィルタなどの製造に欠かせない物質にアモルファス金属(非晶質金属)があります。
シリコンのような無機結晶は、元素の規則正しい構造が無限に繰り返されているのですが、アモルファス金属は構成する元素の配列に規則性がなくバラバラに存在し、「全く無秩序な金属」で、特徴として、強靱性、耐食性、軟磁性を持つことがよく知られています。
従来、金属のアモルファス相を作るには超急冷という手法が必要なため試料の大型化が困難でした。
1994年、東北大学金属材料研究所・井上明久教授らのチームは、「アモルファス金属が安定に存在するための経験則(井上の三経験則)
1)合金元素が3成分以上であること
2)原子寸法差の大きいこと(12%以上)
3)混合熱が負で大きく、エネルギー的に安定である
を発表し、提唱する3経験則に従う合金では、超急冷を必要とせず容易にガラス状構造の固体金属バルク材料が得られることを示したのでした。
要するにアモルファス金属の安定的な生成には異物の添加・混入が必要で、それによって単一組成では出来ない様々なキャラクタを持つ材料が生まれます。
パワフルなビジネス・プロジェクト・チームの組成も同様で、例え無秩序な人員構成であっても 1)少なくとも3つ以上の異なる視点や意見があること
2)仕事などの経験値に大きい差があること
3)好き嫌い、内紛などなく組織的に安定していること
これらの条件を満たすチームは特徴として、強靱性、耐久性、柔軟性を持ち、より大きな事業を成し遂げられるでしょう。
同じような性格・経験を持つ人を整然と集めて組織化しても何も出来ない「矮小な仲良しクラブ」を生むだけです。積極的に他部門(他社)の協力を得て、「異文化コミュニケーション」を心掛けましょう。
「自然の物体のシンメトリーを完璧に模倣しうる者は、博識な名人と呼ばれる。しかし、しかるべき鋭さをもって創造し、洗練された感覚を発揮する者だけが、理性の機敏さを賦与されているのだ」(エマヌエル・テサウロ 1592-1675)
http://kks.ed.ynu.ac.jp/sub03/iwakiri/2002-1lecture.html
永らく停滞してきた消費経済の牽引車として、近年各種ハイテク家電が続々と登場。活況を呈したお陰で、家電業界もようやくひと息ついた状態にあります。
それらの商品に使用される磁性体やTFT液晶ディスプレイ、太陽電池、電源用トランス、ノイズフィルタなどの製造に欠かせない物質にアモルファス金属(非晶質金属)があります。
シリコンのような無機結晶は、元素の規則正しい構造が無限に繰り返されているのですが、アモルファス金属は構成する元素の配列に規則性がなくバラバラに存在し、「全く無秩序な金属」で、特徴として、強靱性、耐食性、軟磁性を持つことがよく知られています。
従来、金属のアモルファス相を作るには超急冷という手法が必要なため試料の大型化が困難でした。
1994年、東北大学金属材料研究所・井上明久教授らのチームは、「アモルファス金属が安定に存在するための経験則(井上の三経験則)
1)合金元素が3成分以上であること
2)原子寸法差の大きいこと(12%以上)
3)混合熱が負で大きく、エネルギー的に安定である
を発表し、提唱する3経験則に従う合金では、超急冷を必要とせず容易にガラス状構造の固体金属バルク材料が得られることを示したのでした。
要するにアモルファス金属の安定的な生成には異物の添加・混入が必要で、それによって単一組成では出来ない様々なキャラクタを持つ材料が生まれます。
パワフルなビジネス・プロジェクト・チームの組成も同様で、例え無秩序な人員構成であっても 1)少なくとも3つ以上の異なる視点や意見があること
2)仕事などの経験値に大きい差があること
3)好き嫌い、内紛などなく組織的に安定していること
これらの条件を満たすチームは特徴として、強靱性、耐久性、柔軟性を持ち、より大きな事業を成し遂げられるでしょう。
同じような性格・経験を持つ人を整然と集めて組織化しても何も出来ない「矮小な仲良しクラブ」を生むだけです。積極的に他部門(他社)の協力を得て、「異文化コミュニケーション」を心掛けましょう。
「自然の物体のシンメトリーを完璧に模倣しうる者は、博識な名人と呼ばれる。しかし、しかるべき鋭さをもって創造し、洗練された感覚を発揮する者だけが、理性の機敏さを賦与されているのだ」(エマヌエル・テサウロ 1592-1675)
http://kks.ed.ynu.ac.jp/sub03/iwakiri/2002-1lecture.html
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