語る城門「大戸」BIGDOOR正門

昭和38年製Bigdoorオヤジが身辺10m範囲の出来事を哲学したり雑学したりします。老後の楽しみ1つみっけ。

「ろ」 論より証拠、現場第一、お客様のところに行こう

2005-01-26 09:11:48 | Weblog
「ろ」 論より証拠、現場第一、お客様のところに行こう
・机の上では話にならぬ


 ある歴史小説家は、これから書く作品の舞台となる街に行くと、必ず全体を見渡せる街一番の高台に登るそうです。作品中の登場人物たちが何を見て、何を思ったかを知るには現地に行かないと分からない、全景を把握して同じ目線で同じ空気を吸い、風を感じ、音を聞く。それが重要なのだそうです。

 書斎で机に向かうだけと思われがちな、歴史作家でも現場第一主義です。

 ましてセールスマンに於いておやです。お客様の困っているのは何か、それは何故か?どんな顔をして困っているのか?或いは困っていないのか?現場に行って何もしなくても同じ所に身を置くだけでも、「お呼びがかかるまで」といって妄想を膨らますだけの「机上の空論」よりよほど役に立ちます。

 少々道を逸れるかも知れませんが、

<テーゼ>セールスマンはお客様にモノを「送っては」いけない…。

「見積もり書を送ってくれ」「カタログを送ってくれ」…「ハイ、すぐにお送りします」のどこがいけないのか?お客様本位ではないのか?

言葉遊びや言葉尻を捉えて言うわけではありませんが、「お客様にはモノを『お届け』する」のが本筋、王道です。直接お会いしてお話をするチャンスをお客様から戴いたのですから。

「カタログ1000部くれって言われたらどうするのだ?」…意地悪な人もいるもので…わたしならば10部だけ持ってお伺いしに参ります。「たまたま手元に10部だけあったもですから」。そして残りは後ほど宅配便でお届けします。これで訪問=営業チャンスが二回。

「先日はどうも、残りの分も届きましたか?それで例の件ですけど…」


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