最高裁判所裁判官の国民審査も忘れずにね

９月１１日の衆議院議員総選挙には，最高裁判事の国民審査もあります。これも忘れずに投票しましょう。
そこで，今回は国民審査についてデータをまとめてみました。

１　今回対象となる人
　氏　　名　　年齢　　　任命年月　　　出　身
　古田佑紀　　６３　　　０５年８月　　検察官
　中川了滋　　６５　　　０５年１月　　弁護士
　堀篭幸男　　６５　　　０５年５月　　裁判官
　今井　功　　６５　　　０４年１２月　裁判官
　津野　修　　６６　　　０４年２月　　行政官
　才口千晴　　６７　　　０４年１月　　弁護士

２　これらの方のプロフィールについて
　次のサイトを参照してください。
　法治国家つまみぐい
　今回対象となる方の略歴や，他の裁判官の情報，さらには国民審査の投票などについてかなり詳細かつ具体的に記載されているほか，可能な限りの主観的情報も排除されているため，大変参考になると思われます。

　最高裁ＨＰ
　最高裁判事の略歴やコメントが記載されています（直リンクはこちら）。

３　投票の注意点（よくある間違えについて）
　　国民審査では，裁判官にふさわしくない人に「×（ばつ）」をつけます。それ以外の記号を書くと無効票になります。
　　一番多い無効票は「○（まる）」を付けているものです。まるを付けると，投票全部が無効となってしまいます。
　　まあ，空白で出したくないという気持ちは分かるのですが，ばつ以外はつけちゃあだめです。「ばつ」か「空白」かのどっちかです。

４　期日前投票の注意点
　　期日前投票の場合，９月４日（日）以降でなければなりません。したがって，今日までの間に期日前投票に行くと，国民審査はできません。
　　正直，ついさっきまでこの事実を知りませんでした。っていうか，なんで一緒じゃないのか，それ自体理解できません。

５　投票のポイント（私見）
　　正直最高裁判事はなじみがないと思います。
　　そこで，次のように考えてみるのも一つの方法だと思います。
　(1) 選挙公報を読んで，これまでの判決の内容や考え方が許せない人は「ばつ」
　(2) 上記サイトを読んで，選挙公報と違いがある人や公報に載っていない判決で納得できなかったものがあれば「ばつ」
　(3) 今の司法制度や最近の裁判の判決の傾向にどうも納得できないこと多いと感じる場合は「ばつ」
　(4) 次の最高裁判事には自分がなる，という方は全員に「ばつ」を付けて椅子を空ける（冗談！）

６　まとめ
　　国民審査制度は，そもそもその有用性自体に疑問の声が多くありますが，いずれにしても選挙権と並ぶ国民の意思表示の場面ですから，やはり適当に投票するのではなく，ちゃんと考えて投票しましょう。
　　これだって，貴重な一票です。

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