あれは,あれで良いのかなPART2

世の中の様々なニュースをばっさり斬ってみます。
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年金払ったかな?って調べたら,国全体の詐欺がばれるかも

2007年07月11日 01時57分50秒 | 法律問題
年金のデータ漏れ等から真の受給権者か否かを判断する年金記録確認中央第三者委員会が一応の方針を示しました。これによると,一応確からしいと全体的に判断できれば支給するということのようです。

「一応確か」なら支給=証拠なくても-年金記録漏れで判断基準・総務省第三者委 (時事通信) - goo ニュース

払ったつもりで払ってないことがありそうだ

この問題,今さら細かいことはいいません。基本的には,立証責任を国に転換させてもよいと思います。
ただ,実は,この問題を調査していくと,非常に困る人たちが日本全国で出てくる可能性があります。それは,「昭和2,30年代に年金払込金をくすねた人たち」です。
実は,本人が払ったつもりだが,そのお金が社会保険庁に納められていない場合があるのです。
払ったつもりで払っていないという事例は次の点が想定されます。

1 会社が納めていなかった(会社が天引きした社会保険料を別の経費で使ってしまった)←いわばこの会社の詐欺行為
2 集金人が支払わずに自分で使った←当時は近所の人が集金をしていたことがあったため,その人がお金を払わずに使い込んだ。
3 年金分払い戻し(掛け金の還付)←昭和30年代までは,女性は仕事しても結婚退職をすることが多いことから,その頃のOLで結婚退職した場合は,名目はともかく,かけた年金が一時金として還付された,ということが慣例としてあったようです。当然,そうなると実質払い込みなし,ということになります。

今回の調査では,「一応確からしい」ということで年金の受給権を認めるとのことですが,実際支払われたかどうかを調べていく過程の中で,上記事項が判明する可能性があります。そうなると,人によっては,「昔の悪事が暴露」という可能性すらあるわけです。
年金問題=社会保険庁批判という方程式が完成してしまいましたが,実は原因の一端にはこのような「払ったふり」をした人たちの存在もあるという点を見逃してはいけません。もちろん,もはや刑事上民事上の責任は問われませんが,道義上の責任を感じる場合は,今すぐ「自首」した方がよいでしょう。
とにかく,単純に入力漏れだけではなく,こういった問題もあり得る,という点だけでもご理解いただければ幸いです。

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コメント (8)
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