あれは,あれで良いのかなPART2

世の中の様々なニュースをばっさり斬ってみます。
ブログ界の「おか上彰」を目指し、サボりながらも頑張ります!

参議院選挙は予想以上の民主党圧勝,自民党はピンチ

2007年07月29日 22時26分40秒 | 政治・選挙
参院選ですが,自民党議席が40を切り,民主党が50を超える勢いとなりました。
これにより,参議院は野党が過半数を占める状態となり,衆議院とねじれの関係となる見込みです。

民主が50の大台に 参院第1党となるのが確実な勢い(朝日新聞) - goo ニュース

しかし投票率は低い

今回の最終投票率は今時点で発表されていませんが,前回とほぼ同じくらいとなるようです。結局,「関心は高い」といわれながらも,さほど投票率が伸びなかったところを見ると,有権者は政治に関心もなく,まだまだ増税や年金問題にも「お任せします」的な反応しかなかったのかなあと思い,少々がっかりしました。
しかしながら,前回の投票率とさほど変わらないのにこんなに結果が変わったのはなぜなのでしょうか。
今回の選挙結果,私なりに違う視点から分析してみました。

1 民主党の当選者の大半は「衆議院落選リベンジ組」であったこと
  今回,民主党候補者の多くは,元衆議院議員の方々です。すなわち,前回の郵政選挙で落選した人たちを中心にしています。また,他の野党陣営の大半も同様なリベンジ組です。
  落選後の地道な活動が大きな力になったという点も考えられます。

2 1人区は地方が大半であったこと
  今回,1人区は軒並み民主党が勝利しました。
  1人区は地方の農村,漁村で,しかも比較的所得の低い地域,もっといえば「景気回復」をほとんど実感できない地域で,いわば格差社会の典型例といわれるエリアです。
  民主党はこのような地域を重点的に回りましたが,鉄板である農村地域で自民党が票を落とすということは,この地域の有権者は,「政策よりも,今の生活」を重視したといえるでしょう。

3 民主党はあくまでも「消極票」にすぎない
  民主党圧勝といいながら,有権者の大半の投票心理は,「民主党の政策に期待」ではなく,「自民党に辟易としたから」というネガティブ票を集めたにすぎません。
  したがって,民主党はここで勝利に酔いしれてしまうと,やがて「なんだ,やっぱり民主党はだめじゃん」と有権者から見放されてしまうことでしょう。
  「勝ってかぶとの緒を締めよ」という格言どおり,民主党は政策の具体的実現性をしっかり説明する必要が出てきたといえます。

4 やっぱりまだまだ「風の選挙」だった
  政策選挙とか政権選択選挙などといわれながらも,投票率が低い点は,有権者自身が反省するべき点かもしれませんが,一方で,与野党問わず「政治不信」の原因を見直し,国民にもっと身近な政治にすることが大切です。特に,今回敗北した自民党は,これを機に「組織選挙」を脱却し,浮動票をたくさん得るためにも投票率向上に向けてしゃにむに努力するべきでしょう。
  といいながら,前回の投票率とさほど変わらないにもかかわらず,これだけ結果が大きく変わるというのは,浮動票は「風任せ」的な要素が強いのではないでしょうか。数字上のお遊びからすると,前回と今回とでほぼ同じ有権者が投票していたにすぎません。そして,その半分以上は鉄板の組織票でした。とすると,その余の票が与党野党のどちらに流れたかだけの話なのです。
  すると,次回の衆議院議員選挙では,そのときの「風」がポイントとなります。どんな風を吹かせるのかは,国民のはずなのですが・・。

5 やっぱり亥年の選挙だった
  亥年の選挙は地方組織が疲弊しているため,組織で動く自民,公明,共産は厳しい選挙となります。鉄板の公明党議員が相次いで落選しているという事情は,相次ぐ選挙での組織力の疲弊にあります。
  加えて,市町村合併で実働部隊たる地方議員が激減したことは,自民党に大打撃となったといえます。さらに,地方切捨てと思われる政策や,住民税増税問題(もちろん,ここは誤解ですが)あたりが,地方の自民党離れを促進したと思われます。
  結局,亥年の選挙の影響は,「天に唾した自民党政策」にすぎません。

大雑把ではありますが,こんな感じになります。
民主党大差といっても,多くの選挙区では僅差です。まさに郵政選挙の時と同じ状況です。ちょっとしたことで選挙結果が大きく変わりうる微妙な選挙であるといえるでしょう。
自民党の反省も大切ですが,民主党の具体的行動力が次の衆議院選挙の鍵を握るでしょう。

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アジアカップは惜しもシード権を逃す,無念!

2007年07月29日 01時46分35秒 | スポーツ全般
サッカーアジアカップの3位決定戦は,PKまでもつれ込みましたが,残念ながら韓国に敗れて4位となってしまいました。これにより,次回は予選から勝ち進まなければなりません。

サッカー・アジア杯…日本がPK戦の末、韓国に敗れる(読売新聞) - goo ニュース

気迫で負けた?

全体的には,「韓国の守りに負けた」という感じがしました。かなり激しいチャージもあり,一方でレッドカードで韓国選手を一人欠く状態でありながら,攻めきれないという感じでした。結局PKで負けてしまいましたが,あれは気迫がすべてです。やはり,いろんな意味で韓国チームのほうが気迫あふれていましたので,そこが勝敗を決めたのでしょう。少なくとも,羽生選手は責められません。
確かに決定的なチャンスは日本のほうがはるかに多かったのですが,決め手に欠くという感じでした。これは韓国の守りの堅さにもあったかもしれません。
もちろん,攻めきれない日本にも原因があります。今大会でおそらく多くの課題が見えてきたと思いますので,オシム監督がどのように修正していくのか,今後が楽しみです。

一方韓国チームの対応ですが,ややラフプレーが目立つような感じがしました。また,主審のレベルはともかく,主審の言うことをほとんど聞かない韓国選手やスタッフには非常に問題があったような気もします。韓国チームには,「サッカーは紳士的なスポーツ」という基本をもう一度見つめなおしてほしいと思います。

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