あれは,あれで良いのかなPART2

世の中の様々なニュースをばっさり斬ってみます。
ブログ界の「おか上彰」を目指し、サボりながらも頑張ります!

トイレの諭吉さん,勝手に勘ぐってみました

2007年07月15日 19時55分23秒 | ニュース
去年夏から役所の男子トイレを中心に手紙が添えられた1万円がおかれているのが全国各所で発見され,物議を醸しています。

トイレの1万円札、昨夏から 大阪、兵庫の霊園3カ所で(朝日新聞) - goo ニュース

ねこばばした人はいないよね

これは,手紙が自筆でかつ同一人物の可能性が高いこと,金額がこれまでに400万円を超えていること,全国津々浦々に及んでいることなどから誰が何の目的でやっているのかなど非常に不可解な点が多いです。一部では,これを「トイレの諭吉さん」と呼んで,様々な推理をしています。
そこで,私もちょっとだけ推理をしましたが,私の場合,非常にうがった見方をしてみました。それは,「役所別,職員猫ばば実態調査」をやっていたのではないかという仮説です。
まず,大前提として,どんな理由であれ,この1万円は「拾得物」になります。したがって,これを拾った人は施設管理者または警察へ届け出る義務があります。これを届けでないでもらってしまうことは,「遺失物横領罪」または「窃盗罪」に該当する立派な犯罪行為となります。
それを踏まえて,この人は,「全国の県庁や市役所職員やその住民のモラルを調べてみよう」と考え,このような手紙を役所の男子トイレに置いておいたのです。当然,手元には,いつ,いくらを置いたのかすべてデータを残しておきます。
そして,ある程度立ったところで,その人が名乗り出ます。そこでもいきなり暴露しないで,まずは名乗り出た役所から公表していきます。この際,トラブル回避のため,届出後6ヶ月以上としておきます。そうすれば,1万円が誰のもの,という不毛な議論を回避することができます。
さて,問題はここからで,当然自分のリストにありながら,拾得物の報告のない役場がいくつか出てくるでしょう。ここは,「猫ばば」されてしまったということになります。そして,これを「実名発表」するわけです。すなわち,「A市役所には*月*日に3万円おいた」などといいます。
きっとA市役所は焦ります。職員が猫ばばしたとすれば大問題だし,来庁していた市民が猫ばばしていたとしたら,その市民全体のモラル問題にかかってきます。
すると,A市役所は対応として想定されるのは,「実はあったけど,発表しなかっただけ」とするか,「いや,本当になかったよ」というか,どちらかでしょう。
そして,仮に「発表しなかっただけ」と主張した場合,じゃあその3万円はどこにあるのという議論になるわけで,すると「金庫で保管していた」などと言って3万円を出してくるでしょう。
そこで,次にこの人はこう言います。「お札番号ですが,実はAB01234なんですが,そのお札の番号は?」と聞きます。もし,同じ番号なら,一応保管していたことが分かりますが,そこで番号が違った場合,「これは元のお札と違う,すなわち保管事実の偽装だ」ということで,役所あげての隠蔽工作が暴露されてしまう,ということになってしまいます。
以上の結果から,この人は,「役所のコンプライアンスがどの程度か」というのを全国的に調査し,公表することができるということで,その結果をマスコミに売れば,500万円以上の収入が得られる,ということになります。

とまあ,正直相当な妄想的内容ですが,完全にうがった見方で考えてみました。
実際のところ,真実は全く分かりません。ただ,いえることは,「見つけたらちゃんと届けよう」ということと,「本当に篤志目的ならば,匿名希望としてちゃんと寄付をした方が世の中のためになる」という点です。どんなにすばらしい目的を持っていたとしても,人が疑心暗鬼になるようなやり方ではその目的も薄れてしまいます。名乗れない事情があるなら,それはそれでちゃんと言えば大丈夫です。

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コメント (4)
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