おはようございます。
連載「イマジネーション・トレーニング法」の時間です。
よろしくお願い致します。
今回は、ふたつの「メモワール」と題して、
「イマジネーション・トレーニング」
を「汎用化、一般化」すると同時に、
「なるべくわかりやすい、シンプルなモデル」で、
説明したいと思います。
これですこし「イマジネーション・トレーニング法」がわかりやすくなるのではと思います。
その「モデル」を、わたしは「二重メモワール・モデル」
と呼んでいて、
それは、
「主メモワール」と「副メモワール」の二種類で構成されています。
「主メモワール」が「絵画メモワール(「イマジネーション・デッサン」)になる場合、
これははっきりと「イマジネーション・トレーニング」になり
さまざまな「コメント」や「イマジネーション・メモワール」が、「副メモワール」になります。
つまり、要するに「紙」を二枚用意して、
それぞれ、
「主メモワール」と「副メモワール」に「役割分担」させて、
「主メモワール」で、「実験」を行い、
「副メモワール(群)」で、「考察、研究」の作業を行う、という「モデル」が、
一番シンプルな、「二重メモワール・モデル」の現実的な形になります。
それは、
ちょうど科学でいう「実験」と「分析」の関係になります。
つまり「メモワールで科学する」ことのモデルが、
「二重メモワール・モデル」というものです。
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では「紙が二枚」ということの「意味はなにか?」
というと、それは「役割分担」です。
一種類の「メモワール」でいろいろやってゆくと「役割分担」がはっきりせず、
それだと「実験と分析をいっぺんにすること」になり、
ごちゃごちゃと混乱してくるわけです。
いい例がなかなかないのですが、
たとえば、「Git」というコンピュータ・プログラムの「バージョン管理」のやり方では、
「コンピュータ・プログラム」そのもの、などが、わたしのいう「主メモワール」にあたり、
それに対する、さまざまな「コミット」や「コミット・メッセージ」が「副メモワール」になる、
と説明したほうが、わかりやすいのかなと思います。
小説を書きながら、
ちょっとした「アイデア・スケッチ」や「メモ」を別に行うなどという作業も、
「二重メモワール・モデル」の一種といえ、
これらの「メモワール」は、
それなりに整理されていれば、いくつあってもよく、
それぞれ「主メモワール群」と「副メモワール群」となり、
「主メモワール群」でさまざまな「実験」を、いろいろおこないながら、
「副メモワール群」で、よく考える(分析する)という「モデル」になります。
そして、それぞれの「メモワール」は「文字情報」だけで構成されている必要はなく、
必要であれば、
「絵画記録(イメージ)」や「音データ」など、であってもよく、
また、「表計算」や「情報カード冊子」などの「メタ・メディア」であってもよいわけです。
たとえば「セルフ・ヘルプ・ワーク」では、
わたしは「表計算」をかなり扱い、
ほかにも、「チェックリスト」などの形式の「メモワール」を扱っています。
そうなるとかなりの組み合わせの、「バリエーション」がつくれることは、
だいたい、おわかりいただけると思います。
この場合にも、一方は「主メモワール」であり、
もう一方は「副メモワール」という「立場関係」がはっきり維持されている必要があります。
〇
この「モデル」をわたしが思いついたのは、
「家計簿の「振り返り」」をしていたときで、
かなり込み入ったデータが複数個あり、
整理して計算するにあたって、
エクセルでの、「振り返り原稿」をつくりながら、
自分でも「なにがなんだかわからなく」なってきて、
「覚え書き」のような「メモ」を、どこかにまとめて整理しておく必要ができてきて、
この作業で、基本的な「二重メモワール・モデル」というアイデアに気づきました。
これはあくまでもひとつの「モデル」で、
いまのところ、わたしはまだ、この「モデル」を本格的には扱ってはいず、
さまざまな「主メモワール群」や「副メモワール群」の、いまのところの「具体的な実装例」は、
さしあたり「イマジネーション・トレーニング」のみです。
現実問題としては、「具体的なケース」でモデルをいろいろ実験検討してみる必要があるのですが、
そのためにも、
シンプルではっきりした「モデル」が必要になります。
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〇
いまのわたしは「勉強」や「セルフ・ヘルプ・ワーク」
つまり「セルフ・マネジメント」に時間をかなり食われ、
毎日丁寧にゆっくり「画面の稽古」をできる状況でもなくなってしまったのですが、
「イマジネーションの実験」の「場」として、
これからも、ある程度、「画面の稽古」は、
してゆきたいと願っています。
今回は、ここのところの「稽古」から、
数枚掲載してみましたが、
いかがでしたでしょうか?
〇
さて、今回は「ふたつのメモワール」と題して、
「イマジネーション・トレーニング」を「一般化」してみる、
という試みをしてみました。
読んでいただき感謝しています。
ありがとうございました。
また次回お会いしましょう。
(つづく)
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