長男のロッキーを抱き、長女の花子のリードを持ち、賑やかな街中を
歩いている母(私)、突然、首輪からリードが離れ花子を見失ってし
まった。顔面蒼白。お前は又、野良に戻るのか!だめ!(花子は捨て
られ放浪していた子、2カ月かかって私は捕まえ子供にした)
だめ、2度と、同じ思いはさせない、母の私は焦って探し回っている
とビルの窓から花子が見えた。私は、ロッキーを抱え、ビルの階段を
アタフタと上っていき人混みの中をかき分け花子を探した。いた!
花子は座布団に座り尻尾を振っていた。私は抱きしめ「もう、はなさ
へんで」と叫んだところで目が覚めた。
夢、夢だったんだ。そうよね。ロッキーと花子は育てた時代が違うし、
人混みの中でじっと座っているはずがない。花子は捨て子という偏見
から、そんな夢を見てしまったんだ。ごめん、花子ーーー。
と思っていると遠くから花子の声が聞こえてきた。
「ママ、花子は幸せだった、リードが離れても前のようにさまよい歩
かなくてもいいの、ママが迎えに来てくれると解っている、だから、
私、座布団に座りゆっくり待っていたの」と。
ママのお布団に大の字になって寝ていた花子を思い出すーーー。
愛おしい花子。
お盆よね。早くお墓まいりに来てと呼んでいるんだ。
朝一番に詣った。
歩いている母(私)、突然、首輪からリードが離れ花子を見失ってし
まった。顔面蒼白。お前は又、野良に戻るのか!だめ!(花子は捨て
られ放浪していた子、2カ月かかって私は捕まえ子供にした)
だめ、2度と、同じ思いはさせない、母の私は焦って探し回っている
とビルの窓から花子が見えた。私は、ロッキーを抱え、ビルの階段を
アタフタと上っていき人混みの中をかき分け花子を探した。いた!
花子は座布団に座り尻尾を振っていた。私は抱きしめ「もう、はなさ
へんで」と叫んだところで目が覚めた。
夢、夢だったんだ。そうよね。ロッキーと花子は育てた時代が違うし、
人混みの中でじっと座っているはずがない。花子は捨て子という偏見
から、そんな夢を見てしまったんだ。ごめん、花子ーーー。
と思っていると遠くから花子の声が聞こえてきた。
「ママ、花子は幸せだった、リードが離れても前のようにさまよい歩
かなくてもいいの、ママが迎えに来てくれると解っている、だから、
私、座布団に座りゆっくり待っていたの」と。
ママのお布団に大の字になって寝ていた花子を思い出すーーー。
愛おしい花子。
お盆よね。早くお墓まいりに来てと呼んでいるんだ。
朝一番に詣った。