「船場吉兆」本店が客の食べ残しを別の客に回していたという。
20年以上前になるが、時々行く好きな割烹があった。その店に行くと何時も座る席があるのだが、その日は満員で座った席が洗い場が見える席だった。下がってきた皿やグラスを一生懸命洗っている洗い場さん、熱心やなと見た瞬間、大葉を捨てず、さっと水洗いして皿に置くではないか。
造りが出て最後に白身の造りを大葉に包んで食べるのが好き。パセリも残さず食べるリリオー。それなのに、ああそれなのに、何て事するんだ、今までなんだったのか、そんな店だったのか・・・ガックリ来ていやになって、その店から遠のいた。又、それからは何処の店でもそうかもと思い、余程のことがない限り食べなくなった。
余程のことがない限りというのは、カウンターの店で新しいのを出しているのが解る店とか、この店ならしないだろう(たとえば、今話題の吉兆とか名前の知れた店)と思う店だ。
だが、その余程のことと思う店もやっていた。ガッカリ、ガッカリだね。
それから、リリオーは割烹をした。板前には、くれぐれもそのようなことのないよう言ってきた。と言うより、皿などを下げるとき、ゴミ箱に全て捨てて洗い場に渡すことにしていた。
それでもあるんだ、部屋で片づけをしながら残り物を口にしている仲居を見た。
「お客様の残った物を食べるほど、困っているのか、後で賄いをいっぱい食べたらええ、そんな恥ずかしいことするな」ともの凄く怒ったことがあった。
リリオーはそういうこと嫌いなんだ。「武士は食わねど爪楊枝」の精神だ。
「吉兆」と言えば憧れの店。何度も行けなかった店だ。やり直して欲しい。
安心して大葉やパセリ、あしらいを食べたいよね。
又、今日、MDOちゃんと電話で話をした。赤ちゃんが産まれて4カ月、元気ですくすく育っているよう。何故、電話したかというと、昨日、お客様からMDOちゃんの赤ちゃんの事で電話があって、一度、赤ちゃんに会いたいね、ご飯を食べたいねと言われそれを知らせるためだった。赤ちゃんを抱いて新地を歩くのも良いね。今から新地慣れしといたほうが大きくなったとき、もてるかもね。母子とも健康。お知らせまで。