ボージョレヌーボー

１１月第３木曜日、ボージョレヌーボー解禁日。
店をしているときは水曜日１２時になるのを待って「おめでとう、今年のヌーボーはフルーティ」とか言ってワイワイ飲んでいた。
だが、世間は女心と秋の空と言うか浮気性と言うか飽き性と言うか、お祭り騒ぎが過ぎ輸入量も年々減少しているらしい。
でも、毎年飲んでいるんだ、ピークが過ぎたからと言って飲まないというのはね・・・
「素敵なホテルのカウンターで飲まないか」と誘いはないかと思っていたら電話が入る。やった！・・・？？？喜ぶ無かれ？
「リリオーさん、入りましたよ、来ませんか？」
近くにある居酒屋のマスターからだ。そう言えば、この前行ったとき話をしてたっけ。喜ぶ無かれじゃなく喜んで「行くよ」と答えた。
マイワイングラスを持ってね。店をやめたとき、グラス類はほとんど捨てたが好きなワイングラスなど置いていた。その一つヌーボーに合う少し大きめのグラス。
今年の味は？香り高くて口当たり良し。
白身魚のカルパッチョに合うね。茄子とかに身あんかけにも、鰤カマにも合う合う。
隣のお客さんもボージョレヌーボーをキープして友と飲んでいる。
「マスターもどう？」「おおきに」
「やっぱし、新種はいいですね、明日ではダメだ、今日でなけりゃね、乾杯！」みんな口々に喜びながら飲んだ。
飲酒運転はいけないと、今日はマイカー（マイ自転車）に乗らずに来た。
フラフラちょっぴり冷たい風にあたりながらルンルンで帰ってきた。
こんな楽しいボージョレヌーボーの飲み方もあるんだ。
マスターありがとう！ボージョレヌーボーありがとう。来年も待ってるよ。
みんなも飲んだかな。