自転車ケンカを。
自転車で走っていると危ないことがいっぱい。前に書いたことがある、曲がってきた自転車とぶつかって「チリリンと鳴らしてるのに」とか言われて・・・・
今日は別。前の親子連れが気になってスピードを落としたけれど子供が揺らいで左によけた。「危ない!」とリリオーは言い止めた。すると母親がわめく。「危ないやんか、あんたが悪い、どないするねん」
初めから、危ないと言ってる、咄嗟だったので、リリオーの得意言葉「ごめんなさい」が抜けたが・・・何回も書いているが、「リリオーママは自分が悪いことなくても、言うのは何時もごめんなさい、心のこもっていないごめんなさいを言い過ぎる」とお客様にしょっちゅう言われてきた。その「ごめんなさい、危ない」のごめんなさいが抜けただけだ。
「子供がよろけたから、危ないと言うたんや」リリオーも腹が立ち言う。しかし、親は、目を一点リリオーに絞り、「うるさい、はよ、行け」と怒鳴る。こんなのに相手になってはいけないと自転車を走りかけると「おまえみたいな奴は」と背中に突き刺さって聞こえてきた。リリオーは「おまえ」と言う言葉は許さない。いや、許すときもある。
「なあ、お前、何が好きや、何食べたいんや」
「うーん、私、何がエエかな?何でもあんたの好きなもんでエエわ」
と親しみを込めて言われる「おまえ」は許す。だが、赤の他人に言われる「おまえ」は許さない。
走りかけた自転車を戻し「あんたにおまえと言われる筋合いはないわ、もう1回言うてみい」
すると、その親は「うるさい、どけ、行け」
何か、育児に疲れているようですね。しんどそうに見えました。
リリオーもリリオーですね。こんなことでケンカをするなんて、大人げなし。
お客様の取り合いで髪の毛をつかみ合い蹴りを入れてやるケンカなら許せるけれど、こんなしょうもない事でやり合うなんて恥ずかしい。いやになりました。
友に話をすると、「おまえと言われても腹立たないけれど、スカタンと言われたらケンカするかも」と言います。
「スカタン」何で腹立つのか、「あんた、何言うてるの、スカタンやね」
「ホンマ、私、スカタンやわ」と平気で使う言葉。
関西出身でない友は、何か馴染めないよう。
予想や期待を裏切られること、アテが外れることをスカと言い、でも、これは標準語だそうで、そのスカが関西弁になってスカタンというと聞きます。
大昔、ラジオ番組、ダイマル、ラケットが出演していた「スカタン社員」あり、スカタンという言葉は馴染み深く言われてもリリオーはいや、関西の人たちは何ともないんじゃないかな。
それと同じでそのケンカした親も、常日頃から、「あんた」「あなた」を「おまえ」と言っていたのかも知れない、出身地の言葉だったのかも。
しかし、ただ、ただ、リリオーは恥ずかしい、自転車に乗るのもお上品にまいりますわ。元新地のママですもの。