朝から降る雨にうんざり。雨も降らないとだめだけど、ずっと降り続けるのもどうか、寒いしね。ウォーキングも出来ないしずっと部屋から出ず、テレビを見たり本を読んだりと定年後を楽しんだ。何もしないでのんびりするのが定年後の生活模様だよね。
夕食はどうする？スーパーに行くのも面倒。あるもので作ろう、何があるかな？と冷蔵庫や冷凍庫の中をキョロキョロ。そうだ！甘い物が食べたいすき焼きにしよう。もらい物の、すき焼き割り下の元もネギも白菜も豆腐もあり。一人で鍋をつつくなんて惨めじゃないの？と言うなかれ。
最初に肉を入れ醤油と砂糖を・・・何て決まり通りの作り方しなくても良し、自分の好きなように具を入れ、もらったすき焼き割下元を入れ足りなければ醤油を入れれば良し。ビールや酒を飲みながらテレビを見て笑う。一人鍋は楽しだ。でも昨日、「正味屋」マスターの事、ワイワイと楽しくご飯を食べている姿が見えると書いたが、家族集まって食べる鍋は格別だろうなあ。
前にも書いたことあるが、すき焼きを食べると子供のことが浮かぶんだ。
野菜や豆腐はほっといて、兄弟達とお肉の取り合い合戦だ。「お母ちゃん、松茸多すぎるのと違うのん、松茸要らんからお肉入れて頂戴」なんて言ってね。今なら肉より松茸だけど当時は松茸が安かったんだ。
当時は普通だった家族みんなで一つの鍋を囲んで食べる夕食・・・楽しくおいしく幸せだった・・・
貧乏な家庭だったのに食べることは不自由なく食べさせてくれた母。死んで解るんだよね、母の有り難みが。すき焼きを食べると母の事が・・・あ・あ・しめっぽくなった、飲もう飲もう。もらった「雪中梅」を。