リリオーの日記

気が付いたことを書きます。

日本料理

2012-06-27 20:46:48 | Weblog

江戸時代の日本料理。
先付  鱧銀杏梅肉和え、 鮑 山の芋の酒煮、無花果胡麻だれかけ。

八寸  毬栗 吹き寄せ籠、残月厚揚げ、
煮物椀 海老葛たたき、松茸柚子
それから刺身、焼き物、鍋物、飯、香の物と続く。
これはリリオーが読んでいる「立場茶屋おりき」の中で暑気中りで食欲のない主人に出された料理。
評判の料理を提供し旅籠も兼ねている立場茶屋の女将「おりき」の活躍と人情物語。
綺麗な文章で読みやすく大ファンで何シリーズも読んでいるがもう一つ、色んな料理が出てくるのが楽しみ。江戸時代にこんな豊富で贅沢な種類の料理が出ていたんだね。それが毎回、違ったお品書きが出てくるんだから凄い。一汁一采とか粟や麦を食べている人たちばかりじゃないんだ。
他にも栗の甘露煮、カワハギの肝、下り鮎の風干焼き等など、一品料理もいっぱい。
醬油は江戸時代の調味料として盛んに用いられたようだが高級な砂糖も手に入っていたのか。
割烹をしていた時は週替わり懐石料理のお品書きをずっと見続けていたものだから感激も無くなり、好きなものを選ぶ一品料理の方が好きになってしまっていたが、本を読み江戸時代の懐石料理を食べてみたいなあと。今日の夢は江戸時代の呉服屋のお内儀さんになって食べると決めた。はよ、寝ようっと!