リリオーの日記

気が付いたことを書きます。

さらば友よ・・・さらば昴よ

2015-05-28 16:35:55 | Weblog

友・KOさんは谷村新司さんのファンであった。
葬儀の部屋では姪御さんの計らいで、ずっと
谷村さんのCDが流れていた。陽はまた昇る・
群青・いい日旅立ち・昴・・・など。
ご主人も子供さんもいないKOさんは直葬にし
てと遺言があったらしいが、それではあまりにも
とお別れ会として執り行うことにしましたと姪御
さんの話。お花に囲まれた祭壇に何年か前タイ
旅行した時のチョッとすました遺影が飾られて
いた・・・美人だよとリリオーは声を掛ける。
彼女は几帳面で日記を付けていて思い出の写真
や手記と一緒に並べてあった。
お通夜式も無し、みなさんからのお供え花も断りなし。
喪主もなし・お寺さんも呼ばず読経もなし。CDだけ。
親族と親しい友達だけの静かなお葬式。
立派な葬儀よりこのほうが叔母も喜んでくれていると
姪御さん。そうです・その通りです・これこそリリオーが
望んでたお葬式だ。リリオーもこのようにお願いします
・・・誰に頼めば良いのか?
KOさんは「オイラはひとりさ(自分の事をたまにふざけ
てオイラと言っていた)死ぬときもひとりさ」と昔から言っ
ていた。
答えてリリオーも「わて(私)もひとりや、ひとりで死ぬわ、
一緒や・一緒や」と言い合っていた。
でも、KOさんの場合はひとりじゃなかった。
お兄さんは亡くなられたけれどお姉さんがいらっして、
その子供さんたち女性4人が取り仕切り、その人たちの
子供さんたちも来ていた。KOさん・良かったね。
・・・でも、何年も逢っていなくって、もっとちゃんとしてあげ
ていたら・・・と・・・姪御さんは泣いていた。
大丈夫ですよ、良くしてあげられたですよ、有難う。
KOさんは最後まで諦めず、頑張る手記を書いていたが、
掲載した手記は・
ご両親がKOさんを迎えるため天国の階段を降りだした頃
と思われる手記と、来たよとご両親が声を掛けようとしてい
る時の手記ではないか?。リリオーの勝手想像だけれど・・・。
KOさん、どうですか・・・答えてください・・・無言ですか。
日頃はおしゃべり好きなKOさんなのに無言ですね。

    

    
目を覚ますことなく眠り続けた。
こんな悲しい出来事に・・・リリオーは・・・どうすれば良いのか。