やっち@十月祭とビール好きの部屋

町田の老舗麦酒屋さんを畳んだ店主のその後奮闘記です(笑)

縁のない人

2015-08-02 05:56:33 | 日記
金曜のブルームーンマジックに調子にのって開けてみたけどダメでした。
来るかなぁと思ってた方も、待ってたんだけど来なかった。
気にしても仕方ないので、来てくれたお客さんと飲みに行っちゃいました。
こんな商売、まともに考えてたら気が狂うわ…
一緒に飲んだ皆さんありがとう!
明日からも頑張れるパワーもらったよ!

さて、今回の営業にも来てくれたF さん。
もう何年もコンスタントに来てくれる常連さん。
どうも暇な時の来店が多く、私のテンションも上がらず、つまらない自分しか見せてない。
なのに気遣って私にもご馳走してくれて、重ね重ね申し訳なく思っている。

しかもこの方、どうもすれ違ってしまう。
先日も、店に向かう一本道を歩いていたら、店の角を曲がる白い着物の男性が見えた。
店を開けてしばらくしていらしたのが、白い着物を着たF さんで、うちに来たもののシャッター閉まってたので、時間潰してまた来たらしい。
ほんのちょっとの差なのにね。

その時は偶然見かけたが、ラーメン屋の話に因ると、私の知らないところで何度も折り返してるみたいだ。

“行ったのに閉まっていた”
“だからよそで飲んだ”

無邪気にわざわざ言ってくる人はいるけれど、彼は絶対言わないんだ。

今回も(定休日のゲリラ営業ですが)開いてないので町田家でラーメン食べてたら、私が通ったのをラーメン屋に言われて引き返したようだ。

こんなマイペースな人間の店に、文句ひとつ言わず何年も通ってくれて、感謝以外に何と言ったらいいのだろうか…。

人との縁は、お互いのたゆまぬ努力で繋げていくものだと思っていたが、そうでもないのかもしれない。

片方の全面的な努力と献身で補えるものもあるのだろう。

いや、世の中そんなものかもしれない。

世話した人に限って来なくなる。
なにも出来ない、してあげてない人に限って、いつまでも慕ってくれる。

縁とは摩訶不思議なものなのだ。
コメント
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