出版社:文藝春秋 判型:B6 発行年月:2006年5月 価格:3,000円(税込)
香納諒一、渾身の作です。 二人の女性の猟奇殺人に始まるミステリは、刑事・大河内とスナイパー・目取真、この二人の視点からもつれにもつれた謎を解き明かしていきます。 ストーリーは錯綜し、多くの登場人物があらわれます。 先の二人したって、大河内は娘を事故死させて以来妻と別居中のノ . . . 本文を読む
税込価格 : 1,890 出版 : 小学館サイズ : 四六判 / 477p発行年月 : 2006.8
待望久しかった第二部です。78年刊行の『日本沈没』の最後には、しっかりと「第一部 完」とあり、著者は流浪の民となった日本人のその後を、いつか書きたいと言っていました。ぼくは、そうした構想の第二部を「日本漂流」と、そして当然の帰結として書かれるであろう完結編を「日本復活」と勝手に名づけて、今日ま . . . 本文を読む
マル・ピート/作 池央耿/訳 評論社
●本体1500円●2006年05月刊
「南米一のスポーツ記者が、世界最高と言われるゴールキーパーと対談する。ワールドカップを勝ちとったばかりのキーパーが語る、信じがたい秘密とは…? サッカーにまつわるゴースト・ストーリー。2004年イギリスのブランフォード・ボアズ賞受賞作」
不思議な味わいの作品でした。昔課題本でやった「シューレス・ジョー」(ウィリアム . . . 本文を読む
講談社
発行年月
1997年04月
サイズ
321P 20cm
価格
2,100円(税込)
近ごろネットばかりやってるせいか、本がどうも読み進みにくく、それでいてやたら文章を書いてみたくなり・・・てときに、図書館で見つけて手にしてみた本。 著者は、かなり昔に「蛍の河」という作品で直木賞をとり、戦記小説をメインに書かれる方のようです(あ、もしかして . . . 本文を読む
今回は、とても人数が少なかったのです。レギュラーメンバー7名でした。見学の方が1名いらしたのに、なんて寂しい読書会になってしまったのでした。
当初は「美は乱調にあり」が課題本になる予定でしたが、入手しにくいこともあり「比叡」になってしまったという経緯があります。「比叡」になっちゃったから出席者が少なかった
というわけでもないと思いますが、あんまり好意的な意見がなかったように思いました。
● まだ . . . 本文を読む
読書会「おもしろ本棚」について
おもしろ本棚について、簡単にご説明をさせていただきます。
この読書会は約40年前に発足し(古い!)、現在、文学評論等をお書きになっている 菊池 仁さんに講師をお願いしています。
●主な活動内容
・毎月第3土曜日(原則)午後2時~4時頃まで、千代田区内、あるいは港区内の会場で読書会を行っています(3月と8月はおやすみ)。
課題本は、出席者の投票で決定しますが、新刊もあればいわゆる名作もあり、洋の東西を問わず、 内容のカタいものもユルいものも小説もノンフィクションも、何でも読みます。決まった本は、各自で購入したり図書館で借りたりしています。
過去の課題本と例会とレポートはこのブログで紹介しているのでご覧ください。
・読書会の進め方は、課題本推薦者を一番手に各自が雑感を述べ、講師の総評の後で思い思いに語り合う、というスタイルをとっています。
・現在、正会員は50代~80代の30名弱ですが、特に年齢枠はなく、男女不問。
そのときどきで出席者は十数名ぐらいが集い、読書会後は自由参加の二次会も行っています。
若い頃から本が好きで、いつの間にか年をとってしまった会員も多いのですが、 最近参加された方もあれば、以前の会員が戻って来られることもあります。
・そのほか競馬、花見、温泉旅行など、有志によるオプション企画もちらほらとあり(強制参加ではありません)、和気あいあいと活動しています。
なお、3月と8月については会員以外の方も自由にご参加いただけるオープンな回として、それぞれが最近読んでよかった本を紹介し合ったりしています。
●会費について
・読書会の会場代や、講師への謝礼などの諸経費として、
現在は1期(6ヵ月5回)で5千円という会費をいただいています。
●例会の見学については、「見学のご案内」をご参照ください。