又吉直樹 『第2図書係補佐』幻冬舎よしもと文庫 2011年お笑い界きっての本読み、ピース又吉が尾崎放哉、太宰治、江戸川乱歩などの作品紹介を通して自身を綴る、胸を揺さぶられるパーソナル・エッセイ集。芥川賞作家・中村文則氏との対談も収載。幻冬舎よしもと文庫
ここんとこ骨太な作品が続く中で、ちょっと楽に読める本をと選んでみましたが、そのせいか「○カ月ぶり」に出席した会員も多い中、逆にお休みも多くて、ち . . . 本文を読む
池澤夏樹 『カデナ』新潮社:2009年 新潮文庫:2012年あの夏、私たちは四人だけの分隊で闘った――。ベトナム戦争末期、沖縄カデナ基地の中と外を結んで、巨大な米軍への抵抗を試みた四人だけの小さな「スパイ組織」があった。戦争という個人には抗いがたい現実と、それでも抗おうとするごくふつうの人たちの果敢な姿を、沖縄戦後史のなかに描きだす。著者の沖縄在住十余年の思索と経験のすべてが注ぎ込まれた傑作長篇小 . . . 本文を読む